宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「中国とどう向き合うかー『国際法を守れ』という外交の力が大切」志位委員長講義 ②

2021年03月03日 | 綱領関連

 志位委員長の「高校生」への「日本共産党の紹介」講義の感想の中に、「中国の脅威に対する志位さんの力強さに感激しました」ということが紹介されていました。中国の香港市民への人権弾圧、中国海警局の船が尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返す事態が起こっています。「中国とどう向き合うか」は、日本の最大の外交課題の一つとなっています。

 志位さんは、次のように語りました。以下、「しんぶん赤旗」2月22日付「特別講義」②」から紹介させていただきます。

志位 まず中国の現状についてですが、とくにこの10年来、非常に大きな変質が顕著になってきたと考えています。二つの問題が起こってきました。一つは、いま言われた、力ずくで現状を変えていこうという動きです。私たちは覇権主義と呼んでいますが、これが南シナ海、東シナ海、両方で顕著になっています。私たちは、絶対にこれに反対です。もう一つは、香港、ウイグルなどでの重大な人権侵害です。これが非常に深刻な事態になっています。これはもう内政問題とは言えません。重大な国際問題になっています」

「覇権主義と人権抑圧。こういう行動は『社会主義』とは無縁です。私たちは、こうした行動を認めませんし、こういう行動は『共産党』の名に価しないということもはっきり言っています。この前の大会では、党の綱領もそういう方向で改定しました」

「中国に対してそういう厳しい批判をやっています。それでは、どうやって向き合っていくのかということですが、私は、いま一番大事なのは、まず中国に対して面と向かって『国際法を守りなさい』ということにあると強調したいのです。そうした発信を国際社会できちんとおこなうことです」

「私は、いまお話したような批判を、駐日中国大使に1時間半ほどかけて詳しく話し、本国に伝えることを求めました。中国共産党というのは、たいへん大きな党ですが、正論を言われるのが嫌なんです。私たちの党の大会の決議案に、いまお話したような批判を書いたところ、中国大使がやってきて、私に『批判の部分を削ってくれませんんか』というわけです。私は、『それはできません』と中国の行動のどこが間違っているかを事実と道理に立って話したのですが、こうした正論がとても嫌なんです」

「ところが、正論で、中国にきちんとものをいう外交が、実は日本政府は弱いのです。正面切って、どこが問題なのか、国際法にてらして何が問題なのかを言わないといけない。たとへば中国政府は、今度、海警法というのをつくりましたが、これは自分で『管轄区域』と決めたところでは武器の使用までできるとした国際法違反の法律です。私たちは、これは、法律そのものが国際法違反だから撤回すべきだという声明をだしました」

「こういうふうに正面から、『中国は国際法を守れ』という外交の力で、国際社会が強力して、無法なことをやめさていくということが一番大事なことです」


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