宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「国のトラブル隠しだ」笠井亮議員が、「エネルぎー基本計画案」を厳しく批判。 志位氏撤回を求める

2014年02月28日 | 原発

 27日、衆院予算員会で日本共産党の笠井亮議員が政府の「エネルギー基本計画」案を取り上げ批判しました。  NHKで放映され視聴しました。 笠井議員の質問は東京電力福島第1原発をめぐる事故の実態をふまえたものでした。 

 2011年3月の福島第1原発事故後から現在までに起きたトラブルの件数について、田中俊一原子力規制委員長は「かなり小さなものも集計した」として107件と報告しました。 笠井議員に事前に提出された軒数は113件でした。 

 「笠井議員は本当にこれだけか」と追及し、原子力規制庁が東電から報告を受けながら「軽微」だとして集計から除外したトラブルが昨年4月以降だけで86件にのぼることを独自に入手した資料をもとに暴露しました。

 以下、「しんぶん赤旗」28日付から

 このなかには、2013年4月4日の「多核種除去装置(ALPS)の一時停止」、 同年6月29日「汚染車両(生コン車)が発電所構外を走行」、 同年9月26日の「5、6号機取水口前シルトフェンス切断」、 同年10月2日「タンク堰内溜まり水の溢水」、 同年10月17日「5、6号機取水口前シルトフェンス切断」、 同年11月5日「1~4号機側取水口入口のシルトフェンス切断」などが列挙されています

 「笠井 総理も視察で経験したと思うが、原発サイト(施設)では移動車両の汚染を念入りにチェックする。 『汚染車両が発電所構外を走行』がなぜ『軽微』か。 起きてはならない事態ではないか」

 「安倍晋三首相  車の除染等は相当厳密にやっている。 指摘された例がなぜ起きるのか、なかなか理解できない。 まことに遺憾だ。 トラブル例は正確に把握し、しっかりと公表しながら的確に対応したい」

 「笠井氏は、首相が『世界で一番厳しい』という原発審査の規制基準にも汚染水・地下水対策が含まれていないと指摘し、『こんな形で再稼働し、使っていくのはあり得ない』とエネルギー基本計画案の撤回を求めました」

 志位委員長も同日記者会見で、政府の「エネルギー基本計画」案の問題点を指摘し、「エネルギー基本計画案」の撤回を求めました。

 以下、同紙から

 「第1は、原発を『コストが低廉で供給が安定』している『ベース電源』と位置づけることで、原発の恒久化をはかろうとするものとなっていること。 3.11を経験した国民世論、福島の思いにまっこうから反していること。 第2は、原発は計画案がいう『ベースロード電源』に値しないことが福島の事故でわかっているのに、それをまったく無視していること。 第3に、自民党と公明党が掲げた2012年総選挙公約に反すること。 自民党が『原子力に依存しなくてよい経済・社会』、公明党が『原発ゼロの日本』をそれぞれ公約に盛り込んでいたことです」

 「志位氏は、また『核燃料サイクルの推進が明記されたことも極めて重大です。 再処理工場を動かすことになれば、プルトニウムがどんどん出ます。 それを燃やさなければならなくなります。 この点でも、まさに『原発恒久化宣言』にほかなりません」と指摘し、強く撤回を求めました。


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