宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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「改定綱領を縦横に活用し、未来社会の魅力を大いに語ろう」志位報告(5)

2020年12月23日 | 未来社会へのプロセス

 志位委員長は、「改定綱領ーー1年間で発揮された生命力に確信をもって」のまとめの部分で次のように述べました。

「改定綱領は、未来社会への道をより豊かに多面的に示すとともに、党綱領の未来社会論をより豊かに発展させるものとなりました。その到達点を学習し、わが党がめざす未来社会ーー社会主義・共産主義社会の魅力を縦横に語ることを訴えたいと思います」

【さまざまな新たな問題を”入り口”にして未来社会への道をより多面的に示した】

「『改定綱領学習講座』でお話ししたように、改定綱領は、ジェンダー平等、貧富の格差、気候変動など、さまざまな新たな問題を”入り口”にして、未来社会への道をより豊かに多面的に示すものとなりました。これらの問題の解決に向けて、まずは資本主義の枠内で最大の取り組みを行いつつ、その根本的解決の展望は社会主義にこそあることを、大いに語ろうではありませんか」

【改定綱領によって、未来社会のイメージが、よりつかみやすく語りやすくなった】

「さらに、今回のお綱領一部改定は、党綱領の未来社会論をより豊かに発展させるものとなりました。2004年の綱領改定では、『生産手段の社会化』を社会主義的変革の中心にすえるとともに、労働時間の抜本的短縮によって、『社会のすべて構成員の人間的発展』を保障する社会という、マルクス本来の未来社会論を生きいきとよみがえらせました」

「今回の綱領一部改定は、これを未来社会論の核心に引き続きすえるとともに、綱領の未来社会論にもう一つの『核』をつけくわえるものとなりました。すなわち、今回の綱領一部改定は、資本主義の高度な発展がつくりだし、未来社会に継承すべき『5つの要素』として、『高度な生産力』『経済を社会的に規制・管理するしくみ』『国民の生活と権利を守るルール』『自由と民主主義の諸制度』『人間の豊かな個性』を明示し、発達した資本主義国において社会主義的変革に踏み出した場合には、それらの成熟した諸要素のすべてを生かし、発展的に継承して新しい社会をつくるという展望を明らかにしました」

「そして、『発達した資本主義国における社会変革は、社会主義・共産主義への大道』という命題を大きく打ち出しました。この改定によって、わが党がめざす未来社会のイメージ、その豊かで壮大な可能性が、より具体的でつかみやすくなり、より語りやすくなったのではないでしょうか」

「人類はこれまで、本当の社会主義を経験したことは、一度もありません。わが党が挑戦しているのは、人類未踏の道の開拓であります。改定綱領を全党員が読了し学習し、縦横に活用して、私たちのめざす未来社会ーー社会主義・共産主義社会の魅力を大いに語ることを、心から、訴えるものであります」