i氏の海外生活体験記

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<part4>しもきた

津波観測網を日本海にも

2013-07-13 22:49:14 | 大間原発の中間貯蔵化
7/9読売新聞が伝えておりました。

-日本海溝をぐるり5700km、津波観測網整備-

 北海道から千葉県沖にかけての海底に、地震や津波をいち早くとらえるための大規模な観測網を整備する作業が9日、千葉県南房総市で始まった。

 日本海溝を取り囲むように総延長約5700キロ・メートルの光ケーブルを敷き、30~60キロ・メートル間隔で計150か所に地震計や津波計を設ける。全面的な運用は2015年度からで、津波の高さや到達時間の予測がより早く、正確になるという。

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が総事業費約320億円で建設する。8月中に、同市から茨城県鹿嶋市までの約700キロ・メートルを完成させ、14年度末までにすべての整備を終える。

 観測データは気象庁などに送られ、津波の予測は従来より最大20分、震度や大きく揺れ始めるまでの時間を予測する緊急地震速報も、最大で30秒早くなるという。

-引用終わり-

私は以前ブログでGPS付のブイを東日本沖に設置すればかなり津波避難に役立つので、気象庁の数値を言わない曖昧な津波警報は紛らわしいだけである、と意見しました。

上記記事を拝見すると総事業費320億円で出来るのですね。それなら直ぐに実施しておくべきですよ。2年も待たなくても。

ついでに日本海側にもお願いしたいですね。原発のある海岸沖だけでも。

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洋上風力、福島で実験開始

2013-07-13 16:46:20 | 下北の風力発電
7/13日経新聞が伝えておりました。

-洋上の風力発電、福島で実証研究開始式 「復興の象徴に」-

 巨大な風車を福島県沖に浮かべて発電する実証研究の開始式が13日、福島県いわき市で開かれた。佐藤雄平福島県知事が「巨大風車の圧倒的な存在感が福島県の復興のシンボルになることを願う」とあいさつした。千葉県で組み上げた風車はすでにいわき市の小名浜港に到着。内部の配線工事をして今月下旬に沖合約20キロに運び、10月に発電を始める。

 実証研究は国と福島県が丸紅や三井造船など10社と東京大学に委託して進める。風車を海に浮かべる方式は、海底に据え付ける方式よりも設置できる範囲が格段に広い。

 洋上風車は海面から頂点までの高さが106メートルで風車の直径は80メートル。沖合では1本の重さが330トンある鎖6本などで固定する。発電能力は約600世帯分に相当する2000キロワットだ。風車は日立製作所、浮体は三井造船が製造した。

 さらに来年度には、発電能力が今回の3.5倍で、高さが200メートル前後の風車を2基稼働させる予定だ。

-引用終わり-

賛否両論ありますが、私は洋上風力が先ず復興のシンボルとなることには賛成です。その技術は世界をリードし、海洋発電の研究推進にもおおいに役立つでしょう。

私は津軽海峡~太平洋にも洋上風力が出来たら良いのに、と思っていました。「製作は何処で行うのか?」と聞かれ、「波の静かなむつ湾でどうか」と答えてみましたが、どうも組立の水深が大幅に不足するようです。


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週末は市民に無料講座、八工大

2013-07-13 16:44:43 | あおもり
7/12読売新聞青森版が伝えておりました。

-週末は大学 知の刺激 八戸工大 市民に無料講座-

 市民に日常的に防災や地域活性化を考えてもらおうと、八戸工大(八戸市妙)が土・日曜日の午後、八戸市中心街に常設する「防災技術社会システム研究センターサテライト」で参加無料の講義を開いている。内容は放射線や新エネルギー、文学、健康など多彩。週末は中心街で学んでみませんか――。

 同大は東日本大震災の後、研究センターを発足させ、全学で防災と地域活性化をテーマにした研究に取り組んできた。サテライトは震災1年後の2012年3月11日に開設。同市十三日町の商業ビル「ヴィアノヴァ」2階の43平方メートルで研究成果を展示し、空間放射線量測定器の貸し出しや持ち込んだ土や食品の放射能測定(いずれも無料)も行っている。

 週末の講座は、同大の教員が交代で担当。初年度はほとんどが直接防災にかかわる内容だったが、今年度は新エネルギーや電気自動車、がん予防、身近な交通や道具のデザインまで、幅広い。

 大学の教員による最新の研究の話が聞けるとあって、参加者は中高年のほか、若者や親子一緒での参加、買い物途中に立ち寄る人も。6月30日に行われた佐藤手織教授の「スピリチュアリティの心理学」では、81歳の男性が「心理学に興味があって来た。難しかったけれど刺激になる」と耳を傾けていた。

 同大社会連携学術推進室長の熊谷浩二教授は「サテライトは防災や復興、地域活性化の拠点になるとともに、大学の様々な研究や取り組みについて、直接知ってもらう場にしていきたい。街なかなので、気軽に利用してほしい」と話している。

-引用終わり-

「地域の学校が自ら取組んで提案し、住民が興味を持って参加する」 こんな関係が理想的ですね。

私は「生徒たちにも意見を発表させる」という講座があっても良いと思います。結論や方向性を出すのは難しいかも知れませんが、考えてみること、伝えてみること、反省して改善してみること・・・ いろいろ学ぶことは多いと思いますよ。

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東海初、高山で地熱発電

2013-07-13 00:11:07 | 下北の地熱発電
7/12読売新聞が伝えておりました。

-地熱発電所 高山に 東海初-

 有識者でつくる県自然環境保全審議会温泉部会は11日、高山市の奥飛騨温泉郷中尾の温泉供給会社「中尾温泉」が計画している地熱発電の開発を、条件付きで認める答申を出した。県は近く認可する見通しで、東海地域で初の地熱発電所が、北アルプスの麓に誕生することになりそうだ。

 同社は焼岳の登山口にあり、温泉宿に温泉を供給している。計画では、使っていない温泉井戸を利用し、1000~2000キロ・ワット規模の大規模太陽光発電所と同規模の小型発電所を建設する。施設の運営・管理は東芝などでつくる特別目的会社(SPC)が担い、発電した電気はすべて売電する。余った温泉は浴用のほか、地域の暖房や農作物の温室、冬季の道路の融雪に利用する。

 同部会は5月、水蒸気を大量に使うことによる温泉への影響が説明できていないとして継続審議とし、6月に現地視察を実施。答申では、湧き出す湯量が極端に減るなどした場合、直ちに運転を中止して原因を調査するとの条件を付けた。葛谷昌之部会長(中部学院大教授)は「開発の条件として継続監視を求めた。環境への影響を調べ、資源の保全に努める」と話した。

 また、中尾温泉の内野政光社長は「地熱発電の街をアピールできるようにしたい」と語り、地域活性化への意欲を見せた。

-引用終わり-

温泉バイナリーでないところに意気込みを感じますね。記事では「余った温泉は浴用のほか、地域の暖房や農作物の温室、冬季の道路の融雪に利用する」としています。素晴らしいカスケード利用ですね。

何より温泉の社長が「地熱発電の街をアピールしたい」と前向きなのが良いですね。

再生エネを突き詰めていくと結局「なんで日本は地熱を先に推進させなかったのか」と将来後悔するような気がしています。

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