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10/14東京新聞が伝えておりました。
-青森で建設再開 大間南西にも14キロ活断層-
建設工事が再開したばかりの電源開発大間原発(青森県)の南西四十~五十キロの海域に、これまで知られていなかった海底活断層があることが十三日、独立行政法人・産業技術総合研究所と東海大のチームによる調査で分かった。
確認された長さは約十四キロだが、さらに南北方向に延びるとみられる。チームの粟田泰夫・産総研主任研究員は「下北半島の地震防災を考えると詳しい調査をする必要がある。北への延び方によっては、大間原発に影響する可能性も考えられる」としている。
電源開発はこの海底活断層を把握しておらず、原子力規制委員会の耐震安全性確認で問題となれば、工事の続行や運転開始に影響することもあり得る。
活断層は下北半島と津軽半島に挟まれた海峡で発見。海底の音波探査などにより、海峡のほぼ中央部で約十三万~十二万年前の地層に変形があることを見つけた。ほかの時代の地層にも動いたあとがあり、活動を繰り返していたとみられる。
原発の耐震指針は、約十三万~十二万年前以降に活動した断層を活断層としている。活断層は「平館海峡撓曲(たいらだてかいきょうとうきょく)」と名付けられ、長さが約十四キロでも地震の規模はマグニチュード7近くになると推定されるという。
大間原発をめぐっては、原発周辺の陸地で過去の地震による隆起の痕跡があることから、渡辺満久東洋大教授(変動地形学)らが二〇〇八年、原発北側と西側の海底に未知の活断層があると指摘。産総研チームも「さらに調査する必要がある」としている。
一方、電源開発や旧原子力安全・保安院は、火山が近くにある影響で地形が緩やかに隆起したためとして、海底活断層の存在を認めていない。
◆再調査の指示を
渡辺満久東洋大教授の話 われわれが二〇〇八年に存在する可能性を指摘した下北半島西岸沖の海底活断層の南方延長部分である可能性がある。電源開発も海底を調査したはずだが、活断層があると思わず十分注意しなかったのではないか。原子力規制委員会は再調査を指示するべきだ。
◆活断層ないと判断
電源開発の話 敷地から離れているため、平館海峡撓曲が見つかった海底は調査しておらず存在は把握していない。原発付近の海底などの調査結果から、指摘されるような活断層はないと判断しているが、原子力規制委員会から追加調査などの指示があれば真摯(しんし)に対応したい。
-引用終わり-
2008年に指摘があった、と記事にはあります。フクイチの津波の指摘とダブって見えます。
ここは「飢餓海峡」の舞台です。この断崖で小舟を燃やして証拠隠滅を図ります。伴淳の執念で捕まった樽見は、「この海峡は戻りたくない」と思い、連絡船から身を投げてしまいます。