じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

コロナショック

2020-02-25 10:20:10 | Weblog
★ 週刊誌に「コロナショック」の文字が躍る。政府は重症者を重点とする基本方針を策定したが、もはや感染拡大は防げないという事だろう。政府の水際作戦は失敗した。そもそもこのグローバル時代に水際作戦は不可能だ。

★ 軽症者は自宅待機という事だが、果たして素人判断でどこまでできるか。

★ パニックになって、人々が医療機関を訪れ、機能停止に陥ったり、院内感染を防ごうとするものだが、今までの隔離政策はもはやお手上げという感じだ。

★ 防護服に身を包んだ医療関係者と自宅待機との落差は気がかりだ。家族感染、あるいは無症状病原体保有者はやむを得ないということか。

★ 厚労省は感染のピークは抑えることができると机上プランのグラフを見せるが、当然、感染者数や死亡者数の予測もしているであろう。表には出ないであろうが。中国並みに7万人の感染者として死者数は1400人から2100人というあたりか。

★ ウイルスは体そのものと同時に社会システムも蝕んでいる。ここ1,2週間が瀬戸際だというが、感染爆発が起これば社会機能は停止する。経済も危機に瀕する。もはやオリンピックを開催するしないの話ではなくなる。

★ では感染拡大を防ぐために何ができるのか。人との接触を避ける事、手洗い、マスク。満員電車や教室環境、高齢者施設、どれほど防護策が有効だろうか。

★ 降ってわいたような見えない敵との戦い。時代の変革期が訪れようとしているのか。
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安生正「生存者ゼロ」

2020-02-24 20:49:05 | Weblog
★ 安生正さんの「生存者ゼロ」(宝島社文庫)を読んだ。

★ 根室沖の石油掘削基地、そこのスタッフ全員が無残な姿で発見される。何らかの感染症のようではあるが、それにしては劇症過ぎる。一人の陸上自衛官と細菌学者、それに昆虫学者が病原体を求めて奔走する。そして得た結論は、このまま放置すれば、北海道が全滅、更には本州にも「感染」が広がり、全人類が大量絶滅の危機に瀕するというもの。

★ 現場の鬼気迫る訴えの前に立ちはだかったのは「政府」の壁だった。法文の解釈やら、行政権のなすり合いやら、さらには閣僚同士の罵り合いで時間が消費されてしまう。決断できない指揮官ほど悲劇的なものはない。そして切羽詰まって出された方針は、また悲劇的なものだった。首相は北海道を見捨てるのか。

★ 終盤は映画「宇宙戦争」でエイリアンに襲われるトム・クルーズのようだった。
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映画「1987」

2020-02-23 13:40:28 | Weblog
★ 映画「1987 ある闘いの真実」(2017年)を観た。韓国がまだ軍政だった1987年、拷問で殺害された大学生をめぐる隠蔽工作とその真実を暴こうとする人々の闘いのドラマだった。

★ それにしても内務部治安本部対共捜査所長、悪いねぇ。個人的には「北」への怨恨があるようだけれど。部下たちも虎の威を借る何とやらでやりたい放題、ひどいものだ。

★ 日本で言えば60年安保って感じかな。

★ 手元にT・K生による「軍政と受難」(岩波新書)がある。1980年の発行だから、光州事件からまだ日の浅い緊迫感が伝わってくる。匿名でなければ「通信」が書けないという状況がすべてを物語る。

★ 民主化されて30年。こういう映画が制作できるまでになったんだね。
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新型コロナへの対応

2020-02-21 22:51:28 | Weblog
★ 新型コロナウィルスは10代あるいは10歳未満には感染しにくいと思っていたが、そうでもなさそうだ。北海道の小学生が感染し、これを受けて全校閉鎖になったという。

★ 院内感染同様、学校、教室というのは集団感染のリスクが極めて高い。集団風邪(インフルエンザ)の流行を見ても明らかだ。

★ 塾としても対応を考えておく必要がありそうだ。2009年5月、新型インフルエンザの流行が危惧されたときにつくったマニュアルが手元にある。

★ 「新型インフルエンザ」の国内感染が拡大しています。〇〇〇〇塾では以下の対応をいたします。
   
  1.5月末まで、スタッフはマスクを着用し授業を行います。生徒の皆様におかれましても、できるだけマスクを着用してください。

  2.上記期間中、発熱等体調に異変のある場合は、無理に授業に出席せず、治療に専念してください。ご連絡いただければ後日補習等で対応いたします。

  3.上記期間中、宇治市内の小学校、中学校が一斉休講となった場合は以下の通り対応します。

    ① 宇治市内で新型インフルエンザ感染者が発生した場合は、全クラス休講とします。
    ② 宇治市内で感染者が発生していない場合は、小学校・中学校が一斉休校の間、各自、各部屋に分かれて個別に指導します。授業への出席は各ご家庭の判断とします。欠席された場合は、その分夏期休暇中に補習いたします。

  4.個別指導及び高校生ゼミは個別に対応を決めます。
 
  5.事態は刻々と変化していますので、状況が変わりましたらご連絡いたします。ご不明な点があれば、ご連絡ください。

★ まさかこのマニュアルを再び使うとは。備えあれば憂いなし。心づもりはしておこう。 
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「かいしゃく」の変更

2020-02-21 10:09:26 | Weblog
★ 朝日新聞の風刺画、やくみつるさんの「『かいしゃく』の変更 かたじけのうございます!」に笑った。

★ 東京高検検事長がまさに切腹をしようとしている。そこへ「待ッタ!」という声と共に、安部さんらしき人物が六法全書をもって登場。ニコニコと笑いながら繰ったページは「国家公務員法」というシーンだ。

★ 解釈と介錯をかけたんだね。


★ 国会では、人事院給与局長の「現在まで」発言の弁明。「桜」をめぐっては急に沈黙したホテル。官房長官は官邸の圧力はないと言うけれど、何かあるのではと勘繰りたくなる。この内閣、結構あやしくなってきた。

★ 蛇足ながら、あるサイトでポスト安倍をめぐる権力争いを記事にしていた。「安部さん」対「菅・二階連合軍」というスタンスだった。最近安部さんと菅さんの仲が不穏だとか。明智光秀の例もある。

★ 「次の首相は」という、あまり意味のない世論調査。石破さんの人気の上昇が目立った。小泉氏は相変わらずのご期待相場として、岸田さんは依然人気がない。花がないからなぁ。新型コロナ対応で加藤厚労大臣の活躍が目立つ。タフネゴシエイター茂木外務大臣は最近影が薄い。

★ 党内(国)乱れれば、野田聖子カードを切るか。起死回生の女性総理誕生か。
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宇治川マラソン中止

2020-02-20 20:13:50 | Weblog
★ 出場を予定していた塾生から聞いた話。2月23日の予定されていた宇治川マラソン大会が、新型コロナウイルスの影響で中止されることになったという。

★ 東京マラソンや名古屋マラソンが中止されるのだから、やむを得ない措置だろうが、これからも自粛ムードは続きそうだ。

★ ついこの間まで、中国人の観光客でにぎわっていた宇治橋商店街、台湾からの旅行者らしき人々は見かけるものの閑散としているとか。通学でその道を利用している生徒たちからは好評だが(中国の方々はマナーがちょっとね)、観光客で儲けていた商店はダメージが大きそうだ。

★ なにはともあれ、満員電車と劇場(映画館も)は避けた方が良さそうだ。オリンピックもどうなることやら。
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高瀬志帆「二月の勝者」

2020-02-20 04:47:52 | Weblog
★ 業界モノ、特に自分の属する業界の作品は、参考になる反面、何かくすぐったい感じがする。

★ 高瀬志帆さんのコミック「二月の勝者」(小学館)第1巻と第2巻を読んだ。中学受験を主力商品とする2流、あるいは3流の学習塾。そこに最大手の進学塾を辞めたエリート講師が校長(教室長)としてやってくる。

★ なぜ彼が業界トップの塾(企業)を辞め(独立するわけでもなく)、下位の塾に勤める気になったのか。そのあたりはこれから明らかになるであろう。

★ とりあえずは中学受験のノウハウを紹介しつつ、特に塾営業の現実を見せつけてくれる。私のように塾業界に長年携わっているとごく当然の事、塾はサービス業であり、講師はサービスに徹するべし(教育者である必要はない)、塾は私企業であり、いかに数字(売り上げの事であり、売り上げと安定した経営基盤を築くための実績づくり、つまり超難関校への合格実績)を挙げるかが第1目標。授業は商品、親はスポンサーで、子どもは金づる。

★ まったくその通りだが、ここまで露骨に言われると、ちょっと引っ掛かりも感じる。

★ その引っ掛かりを新人講師の女性がうまい役回りで表現してくれている。以前「勝利の女神」(1996年)というドラマがあった。そこで中居正広さんが演じていた役回りのような感じだ。

★ 中学受験には150万円から200万円の塾代って随分と高額だなぁ。首都圏ではこれが相場なのか。うちの塾は中学受験対策をやっていないけれど、季節講座など1コマ(45分)500円だから、レベルが違うなぁ。安けりゃいいってものでもなく、高いからブランドになるっていう現実もある。〇〇塾へ行っているというのがブランドなんだよね。この辺も資本主義の面白さだ。親は大変だ。でも大変さを楽しんでいる気もする。結局、学歴も親の経済力が決め手になっている。

★ 塾生を獲得する、転塾させない、辞めさせないセールストークは参考になった。詐欺まがいのトークは気になったけれど、売り手と買い手が納得できれば、それもありか。そもそも投資に応じた結果を出さなければ、遠からずその塾はつぶれる。

★ 小資本で始められる学習塾。どの業界でもそうだろうが、なかなか究めるのは大変だ。頑張ったからすぐに成果が出るわけではないし、しかし地道に努力をしていれば食ってはいける。

★ 私は40年やってきて、この頃やっと見えてきたものがある。私は個人塾を経営している(今は私一人ですべての授業を担当している。塾生は40人程度)が、私の場合はこれで良かったと思う。(大手に対抗するには趣味、道楽に徹するのも一策だ)。

★ 業界、特に大手塾の経営者になると数字がすべて。経営者が若くて、また上昇期は良いけれど、一定の規模になると数字やら雑事(税金対策、労務管理、資金繰りなど)に追われることになる。何が楽しいのかと思うのだが。
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ドラマ「臨場」

2020-02-18 18:18:07 | Weblog
★ 私立高校の入試が終わり、専願も併願も全員合格してくれた。昨日と今日は公立の前期入試。あとは3月6日の公立中期入試を残すのみ。その合格発表が3月16日で、これで塾の1年が終わる。

★ そんな日々の中、ドラマ「臨場」(2009年、2010年)を観た。放映当時、15%を超える高視聴率を得ただけのことはある。見ごたえのある作品だった。

★ 何と言っても内野聖陽さんが演じる倉石検視官だ。部下の一ノ瀬を呼ぶときの「い・ち」というフレーズ、自分の見解を述べる時の「俺のとは、違うなぁ」というセリフ。「根こそぎ拾う」なんてのもいい。検視のときの合掌スタイルも良い感じだ。

★ 第2シーズンでは前田愛さんがゲストの「声」や「最終章・渾身」のエンディングが良かったなぁ。

★ 次クールは「半沢直樹」の続編が楽しみだ。
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一事を為さんと思はば

2020-02-16 17:56:48 | Weblog
★ 「徒然草」「枕草子」といえば、昔は入試問題の定番だったが最近はあまり見かけなくなった。珍しくある入試問題に「徒然草」の第188段が出題されていた。

★ ある親が我が子に、法師となって学問をし、説教をして生計を立てるようにと言った。子はそれに従ったが、まずは導師として招かれたときのために乗馬を習い、また芸の一つもなければと歌を練習し、それらを究めているうちに遂に説教を習わなかったというエピソード。

★ その話に続いて、若いうちはあれもしようこれもしようと心に決めていても、つい先の事と怠けているとどれもこれも中途半端で、その道の名人にもなれず、立身出世もできない。年をとって後悔すれどももう遅い。「走りて坂を下る輪のごとくに衰えゆく」というのは、的を射ているだけに、随分と手厳しい。

★ そして若い人に、何が一番大事なのかを思い定めて、それ以外は断念して、一つのことに励みなさいと説く。一生の事だけでなく、一日、一時についても同じという。

★ 700年の時を経て読み継がれる作品には、人生の真理がある。問題を解くのを忘れて、感じ入ってしまった。
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クルーズ船が心配

2020-02-16 11:45:15 | Weblog
★ 横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数が355人に達したという。乗員・乗客約3000人の内の10%以上が感染したことになる。

★ 中国・武漢市の確認された感染者数と比較しても大きな数字だ。感染者を隔離するのはやむを得ないとしても、感染者と非感染者を同じ船に留め置くというのは、感染者を増やすだけではないのか。悪く言えばウイルスの培養をしているようなものだ。

★ 政府としてはお馴染みの「想定外」の事態なのだろうが、果たして適切な対応だったのだろうか。世界からも批判にさらされるのではないかと心配だ。


★ 新型コロナウィルスによる肺炎、中国では少しずつ急性期を過ぎようとしている。しかしそれでも毎日2000人程度の新規患者が増え、100人以上の死者が報告されている。致死率は2%台前半を行ったり来たりというところだ。沈静化は温かくなるまで待たなければならないようだ。そしてそれは蔓延を意味する。(日本での拡散はここしばらくが正念場だという)

★ 厚生労働省のホームページにも「無症状病原体保有者」という言葉が登場している。

★ 本当に恐ろしいのは今年の秋以降、夏を超した第2波かも知れない。およそ100年前のスペインかぜも毒性を強めた第2波の被害が大きかったという。それまでにワクチンができるか。そのワクチンが効くかどうか。 

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