じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

山田昌弘「希望格差社会」

2020-02-08 18:32:47 | Weblog
★ まもなく発表されるアメリカのアカデミー賞。作品賞に韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」がノミネートされている。予告編しか観ていないが、半地下の家族は「花より団子」の牧野家(韓国版ではクム家)のようだ。世界中で格差が広がっているのだろうか。

★ 山田昌弘さんの「希望格差社会」(筑摩書房)を読んだ。2004年に発行された本だから、就職氷河期を目の当たりにして書かれている。社会のリスク化、二極化が進んでいるという。「日本社会は、将来に希望がもてる人と将来に絶望している人に分裂していくプロセスに入っているのではないか。これを私は、『希望格差社会』と名付けたい」(6頁)という。

★ 著者はリスク化、二極化によって職業、家族、教育が不安定化し、リスクから逃走するかのように刹那的な生き方になっている、希望が喪失されていると警鐘を鳴らしている。


★ この本が書かれて数年後にリーマン・ショックが起こった。2011年には東日本大震災だ。米中、日韓の対立、テロの脅威、それに新たな感染症の恐怖。世界はますます不安定さを増している。

★ そうした世界史的な転換期を背景にして、日本的経営も大転換期に入っている。非正規雇用の増加、高年齢者の雇用、働き方改革が叫ばれるほどの「ブラック化」。しわ寄せは若い人へ、弱い人へと集中しているように感じる。

★ ではどうすればよいのか。「身の丈」に合わせた生活で満足すべきか。

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「僕のヒーローアカデミア」

2020-02-08 15:41:25 | Weblog
★ ネットで話題になっていたので、アニメ「僕のヒーローアカデミア」第1シーズン第4話まで観た。

★ 全人類の8割までが特殊能力をもつようになった時代。無個性(特殊能力がない)の少年が、ヒーローにあこがれて成長していく物語。

★ 少年の成長物語は少年ジャンプの定番だ。ヒーロー目指して自らを鍛えていくところは「鬼滅の刃」にも通じるものがある。 

★ 少年があこがれるヒーロー・オールマイトのセリフ、「プロはいつでも命がけ」というのには心を動かされた。「仕事の流儀」や「情熱大陸」に出て欲しいところだ。

★ ところで、問題になったのは「志賀丸太」という人物名。「丸太」が731部隊を連想させるという。集英社は苦しい弁明と謝罪をしていたが、悪徳医師の名前というのがまずかったのか。

★ 志賀丸太、死柄木弔って滋賀県の人が怒りそうなものだけれど・・・。

★ とにかく登場人物(それもユニークな名前)が多いから、ちょっと暴走っしてしまったのかな。あまり過敏になるのもどうかと思うけれど。
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「劣った大臣」

2020-02-08 11:18:56 | Weblog
★ 衆議院予算員会は「桜」をめぐり、北村地方創生大臣のグダグダ答弁で紛糾。委員長の失笑、菅官房長官の心配顔が印象的だった。

★ 後日の記者会見で、北村大臣は勉強不足を認め、「劣った大臣」と呼ばれないようにと述べられていたが、強まる野党の攻勢に耐えられるかどうか。

★ 与党からも「高齢なので」と不安な声が上がっているという。高齢と言ってもまだ73歳。人生100年時代というならまだまだだ。

★ 高齢がネックになっているのなら、それを理由に辞任された方がよいのでは。事務方が書いた文章を読むだけなら、近所のおじいちゃんで十分だ。

★ 閣僚入りについては岸田派への配慮があったのだろうが、大臣なのだからしっかり働ける人を任命して欲しいものだ。長期政権も制度疲労か。
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