じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

代表選は政界再編を加速するか?

2011-08-23 20:08:29 | Weblog
★ 野田氏が本命だった民主党代表選、前原氏の出馬で一気に様変わりしそうだ。

★ 「またばかのかお」と揶揄された顔ぶれだが、樽床氏、小沢氏、馬淵氏は勝ち目はなかろう。小沢グループは海江田氏を推すか、それとも鹿野氏を推すか。野田包囲網で前原氏を消極的に推すかもしれないね。

★ 「先生方」の思惑はいかに勝ち馬に乗るか。早くも論功行賞人事か。

★ コップの中の争いなどせずに、政界再編をすればもっとわかりやすくなるのに。

★ 親米か親中か。増税か景気回復か。欧州型社民主義かアメリカ型自由主義か、大連立か否かなど、いくつか対立軸がありそうだし。

★ さて前原氏を軸に代表選が展開しそうだが、問題はその後だ。自民党はまた献金問題を持ち出してくるだろうし、またまた短期政権になってしまうのだろうか。

★ そろそろ限界だと思うけれど。
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維新の会の「教育基本条例」に思う

2011-08-23 03:03:33 | Weblog
★ 橋下大阪府知事が率いる大阪維新の会は、教育基本条例というものを制定しようとしているという。

★ その内容を見て驚愕した。教育行政への政治関与を強めると言うのだ。教育への政治関与を避けることを目指してきた戦後の教育行政の根幹を見直す大胆な内容だ。

★ 今でも教育委員は任命制だと思うが、更に進めて首長の意に沿わない教育委員は積極的に解任する内容のようだ。

★ 国家主導のもとファシズムに走った戦前の教育に対する反省から、民主性、地方分権性、専門性を目指して創設された教育委員会制度。公選制から任命制へと形を変えながらも、政治的な中立性をタテマエに維持されてきた。維新の会はそれを真っ向から否定しようと言うのか。

★ 確かに教育委員会の形骸化は言われて久しい。しかし教育行政は一般行政から一定の独立を保つという形で、教育を政争の具としないという大前提(実際にはタテマエであるが)を維持してきた。

★ 維新の会の意図するところは教育委員や教員を自分たちの思い通りに支配・管理したいということか。背景には教員組合や革新政党への敵視があるようだが、教育関係者の専門性を軽視する姿勢はファシズムにも通じる危険な動きだと感じる。

★ 教員の免職、人気のない学校の統廃合、校長の公募制など大胆な施策も盛り込んでいるが、それが教育の活性化、教育の質の向上につながっていくかは、両刃の剣ではないか。

★ 首長や議会の多数勢力の顔色ばかりを気にするイエスマンが幅を利かすようになるのではないか。定員を満たすよう高校の改善努力や教員の意識改革は常に必要だが、首長は「首を切るぞ」「学校を統廃合するぞ」と脅すだけではなく、どのように支援するかも示して欲しいものだ。

★ 教科書の選定を巡っては、思惑があからさまだ。

★ 維新の会の条例案をもとに教育に対する論議が高まることは望ましいが、一部教員の排除だけが目的なら寂しい限りだ。大阪の教育をどのように発展させるのか、更には大阪をどのような自治体とするのか、他の都道府県の先駆けとなるようなよい条例をつくって欲しいものだ。
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