じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「雨の街を」

2018-04-08 20:47:06 | Weblog
☆ たまたまyoutubeで松任谷(荒井)由実さんの「雨の街を」を聴いた。懐かしいなぁ。40年ぐらい前の映像だろうか。

☆ この歌を聴くと、みつはしちかこさんの「小さな恋のものがたり」を思い出す。チッチとサリーのものがたり。

☆ すれ違いで思いが通じなくて落ち込んでいるチッチを見つめる人がいた。岸本君だ。確かあじさいだったとおもうけれど、その花に囲まれた場面で岸本君の詩が紹介されていた。「今の君は僕ではなくてサリーのことでいっぱいなんだ」といった内容だったと思う。

☆ そっとチッチを見守る岸本君に感情移入した思い出がある。若い日の切ない思い出だ。
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「インビクタス」に感動

2018-04-08 18:15:28 | Weblog
☆ 映画「インビクタス/負けざる者たち」(2009年)を観た。この映画はすごい!感動した。

☆ 1990年、反体制活動家として27年投獄されていたマンデラ氏が釈放され、1994年に南アフリカ共和国の大統領となった。アパルトヘイトは制度上廃止されたが、人種間、部族間の対立はまだ続いており、白人は黒人の復讐におびえていた。そんな中、南アフリカでラグビーのワールドカップが開催される。当時、ナショナルチームは弱体化していたが、マンデラ大統領は人種融合のチャンスと考え、強化に乗り出す。そして・・・。

☆ まずオープニングのシーン。大統領車が走る道路の両サイド。片方は白人のラグビーチームがよく手入れされたグラウンドで練習をしている。もう片方では貧しい黒人の子どもたちが、空地のようなところでサッカーをして遊んでいる。アパルトヘイトを象徴する場面だ。随所に出てくる難民キャンプのような黒人の住宅地も印象的だった。

☆ マンデラ大統領がナショナルチームのキャプテンをお茶に招いたシーン。自分の実力以上の力を出すという話は示唆に富む。

☆ マンデラ大統領が疎遠になっている娘と話すシーン。かつて迫害された憤りを語る娘にマンデラ氏は「赦す」ということを語る。二人は、物事を考え、行動する尺度が違っている。「私」で語る娘に対して、マンデラ氏は「国」を基準として語っていたのが印象的だった。自らの警護を黒人と白人のチームに担当させたり、国のスポーツ協会がラグビーナショナルチームの名称やイメージカラーを性急に変えようとするのを阻止するところでもそれが感じられた。

☆ チームが勝利を重ね、国が一つになっていく姿に感動した。そこでは白人も黒人も子どもも大人も富める人も貧しい人も垣根なく勝利を喜んでいた。「ワンチーム ワンカントリー」になっていた。

☆ 時代は人を生む。人は時代を変える。マンデラ大統領は「国を変えるためにまず自分が変わらなければならない」という。感動する言葉だ。

☆ マンデラ大統領を演じたモーガン・フリーマンはまさに適役だ。映画化するならと、マンデラ氏自身の推挙があったという。ナショナルチームのキャプテンはマット・デイモンが演じていた。そして何といっても監督はクイント・イーストウッド。エンドロールを見るまでは気づかなかったが、さすがに素晴らしい作品をつくる。試合の息詰まるシーンなど最高だ。

☆ 音楽も絶品だ。エンドロールの背後で流れる「ジュピター」。その歌詞を見てまた涙が出た。
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