見もの・読みもの日記

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2024年1月関西旅行:京都・佐々木酒造あたり

2024-01-14 11:02:43 | 行ったもの(美術館・見仏)

 先週の三連休は関西で遊んでいたので、今年の大河ドラマ『光る君へ』の第1回放送は京都・二条城近くのビジネスホテルのテレビで見た。翌日は早めに東京に帰ろうと思って、ふと考えたら、紫式部の夫・藤原宣孝役の佐々木蔵之介さんの実家「佐々木酒造」が近くにあることを思い出した。朝イチで、ぶらぶら歩いて寄ってみることにした。

 場所は丸太町通の北側。このへんは観光寺院がないのでほとんど来たことがない。ふつうの住宅街の路地に入ると、瓦屋根の木造家屋の前に黄色いケースを積み上げた搬入スペースがあって、その先に店舗の入口が見えた。

杉玉の隣りには、京都風の簡素な正月飾り。とてもよい。

角を曲がると、絵に描いたような造り酒屋の蔵が続く。

煙突。調べたら、昔は酒米を蒸したり火入れをしたりするための燃料として石炭や木炭を使っていたため、燃焼時に大量に発生する煙を排出するのに必要だったという。今では使用していなくてもシンボル的に残している場合もあるそうだ。

そして、酒蔵の壁に寄り添うように建っていたのが「聚楽第武家地 徳川家康邸跡」の石碑。2023年6月に除幕式があったものだという。

 この一帯は、豊臣秀吉が建てた聚楽第の南方に当たり、佐々木酒造の銘柄「聚楽第」の由来にもなっている。ということは平安宮内裏ともほぼ重なるはずで、それじゃ私は、このあたりに来たことがあるかも?と思ったら、もう少し北西の綾綺殿跡(浄福寺通下立売上る)のあたりには来たことがあった。2012年の大河ドラマ『平清盛』に触発された史跡めぐりである。今年は久しぶりに平安京散歩に時間を割いてみようかな。

 この日は、もう1箇所、驚くほど人の少ない東福寺に参拝して、帰京した。

※文春オンライン「佐々木酒造とネコ」(2021/7/29)…猫のポスターが貼ってあったのはそういうわけか!


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