見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2014オホーツク海沿岸旅行・枝幸・稚内

2014-08-20 21:21:52 | 北海道生活
 8/20(水)枝幸から、旅の最終目的地である稚内へ向かう。朝が早いので、前日、ホテルからバスターミナルまでタクシーを頼んでおいた。バスには制服姿の高校生が数人乗っていた。北海道はもう新学期が始まっているのである。オホーツク海を右手に見て北上すると、高校生の姿は、ポツリポツリと増えていった。この1便に乗り遅れたら遅刻決定だろう。かと言って、吹きさらしの道端でバスを待つのも冬はつらいだろうなあと同情する。

 浜頓別ターミナル到着が8:15頃。トイレに行くひまもなく、すぐに稚内行きのバスがやってきて、乗り換え。引き続き、2時間半乗るのはつらいなと思っていたが、眠くなってウトウト寝てしまった。1時間ほど走って、鬼志別のターミナルだったと思うが、運転手さんが「ちょっとトイレ休憩です」と声をかけて車を下りる。ターミナル常駐の事務員さんとは旧知の仲らしく、しばし談笑。こうしないと運転手さんも眠くなって危ないだろう。



 バスは日本最北端の宗谷岬を通過し、稚内駅に到着。とりあえず防波堤や、国の有形文化財である旧瀬戸邸住宅など、駅周辺の見どころを見て歩き、昼食にする。札幌から同行した友人とはここで別れ、明日、私は飛行機で東京へ。友人は札幌から夜行「はまなす」と新幹線で帰る予定だったが、稚内駅で聞いてみると、寝台特急「北斗星」に空きがあるというので切符を買い替える。そうかー「満席」と言われてもあきらめないで聞いてみると、直前で空きが出ることもあるのだな。



 午後は、定期観光バスに乗車。20人くらいのお客さんがいた。バスガイドは今年4月に入社したばかりという若いお嬢さん。駅前の北防波堤ドームと高台の百年記念塔・稚内公園を見学し、車窓の宗谷丘陵を眺めながら(大地がモコモコと盛り上がるようで独特の雰囲気)宗谷岬へ向かう。放牧されているのは宗谷黒牛。

 宗谷岬に到着すると、駐車場を悠々と徘徊する鹿の群れ。ここは奈良公園か!?



 間宮林蔵の像など、さまざまな種類のモニュメントが林立する。



 お土産屋さんで買える(100円)「日本最北端到達証明」。私は2014年8月20日16時59分に到達しました。



 少し離れたところに、間宮林蔵の「渡樺出港の地」碑あり。車窓から撮影。「渡樺」は多くのサイトで「とかば」と読んでいるが、うーむ、それでいいのか?



 帰り道は、メガソーラーや風力発電装置などを眺め、夕暮れのノシャップ岬に寄る。水平線と垂れ込めた雲の合間に、利尻島・礼文島の島影がなんとか見えていた(しかし、この記事を書いている8月24日、まさか両島が記録的豪雨に襲われようとは)。

(8/24-25記)
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