「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオの仕上げは電源対策~その2~

2019年04月08日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

オーディオ機器の電源といえば「当たり前の存在」として日頃から目立つこともなく、陽の目が当たることはまずないが、その重要性からいくとまさに「縁の下の力持ち」的な存在だと思う。

今回は我が家の事例を参考にして、スポットライトを当ててみよう。

1 200ボルト電源

家庭内の電気は冷蔵庫や電子レンジなどの電気器具で汚れているので、隔絶させるために「200ボルト」電源を随分前から引いている。

専門の電気工事士のもとに配電盤をいじって専属スイッチを設定しオーディオルームまで配線してもらったが、このままではもちろん使えないので変換トランスを使って「100ボルト」に降圧しており、我が家のオーディオ機器はすべてこの電源を拠り所にしている。

その効果は歴然としており、わかる人にはわかる(笑)。

もし本当に音を良くしたいと思うのであれば「200ボルト電源」をぜひお薦めしたいところだが、おそらく大半の方々が「現状の100ボルト電源で十分いい音が出ているのでその必要はない」と思われているはず。

しかし、そこが危険な落とし穴で(笑)、病気でいえば痛みを伴わない「糖尿病」みたいなもので切実感が無い分これほど恐ろしい病いは無い。

一度でも200ボルト電源によってノイズっぽさが消え音の質感が向上する感覚を味わうと、もう手放せなくなる。

ただし、その効果を確認できるのはシステム次第のところがあり、けっして万人向きではない。発展途上のシステムではあまり効果が望めない。

つまり「仕上げの段階」でこそ効果を発揮するとだけ申し添えておこう。

以上、少し「上から目線」の物言いだったかな(笑)。

2 電源タップ


この降圧電源を繋いで各種オーディオ機器に中継する役目を担うのが「電源タップ」である。ここをケチっては「画竜点睛」を欠く(笑)。

そこで、このほど手に入れたのがPADの電源タップだった。

  

 差し込み箇所が8口あり、すべてのオーディオ機器が賄えるので大助かり。
   

 という具合です。導入してから3週間ほどになるがいちだんとSN比が良くなって効果抜群である。精神的な満足感もばかにできないところ(笑)。

  3 電源ケーブル

       

「200ボルト電源」「電源タップ」そして「電源ケーブル」とくれば「三位一体」の相乗効果が大いに期待できようというもの。

これまで再々述べてきたように現在、PADの「ドミナス」4本を駆使して微小電流を扱う「DAコンバーター」2台「プリアンプ」2台に繋いでいる。結果的には、お値段でいえばこの部分が一番値が張ったことになる。

以上、これで我が家の電源対策はお終いだが、200ボルトから100ボルトへの降圧トランスがちょっと古いのが悩みの種。

とはいえ、このところ何かと出費多端で懐(ふところ)が物淋しいので、今しばらくの辛抱だ(笑)。  

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