中国の故事に「男子3日会わざれば括目(かつもく)して見よ」という諺(ことわざ)がある。ご存知の方も多いと思うが、
「努力している人は三日会わずにいるだけで見違える ほど成長するものであって、次に会う時は心して相対しなければなりませんよ。」
どうして引用したのか・・、それは「男子」を「オーディオ」に置き換えるのが狙い(笑)。
つまり、我が家のオーディオに関する記事はこのところ1週間ほどご無沙汰だったが、もちろん手をこまねいていたわけではなく、その間にいろいろと変遷があったのでぜひ、詳(つまびらか)にしておきたい。
いわば「もはや(我が家のオーディオは)昔日の状態ではありませんよ!」ということが言いたいわけ・・、いい歳をして!(笑)
時系列で羅列してみよう。
1 ワーフェデールの「スーパー10」の独立
JBL「175」の復活で「スーパー10」があぶれたが、もちろん遊ばせておく手はない。
強力な「赤帯マグネット」のユニットなので反応の速さと歯切れが抜群、そしてバッフルの無い素直な音のメリットがストレートに伝わってくる。
ただし、箱が不在なのでサブウーファーの出番として「200ヘルツ以下」を斜め後方の後ろ向きのSP(口径20cm)で補っている。
この状態で、3日ほど堪能してから次の段階へ~。
2 「TRIAXIOM」の箱の入れ替え
比較的大き目の箱に容れていたグッドマンの「TRIAXIOM」だが、最近めっきり出番が少なくなっていた。無意識のうちに遠ざかっていたわけだが、こういうなかなか聴く気になれない時はどこかがおかしいはずなので、思い切って箱を入れ替えてみた。
すると、想像以上の快ヒットで、箱の相性は断然こちらの方がいい!
けっして大きな箱がいいとは限らないところがオーディオの面白いところ。
同軸3ウェイだけに音の「ハーモニー」は抜群だし、周波数レンジもこれで十分だし、もうケチのつけようがないほどで、これまた3日間ほどみっちり堪能。
そして、最後に・・、
3 「AXIOM80」(オリジナル版)の復活
当然のごとく「TRIAXIOM」を入れていた箱が空いたので、実に久しぶりに「AXIOM80」(オリジナル版)の登場となった。
一昨日(27日)に入れ替えたので今日(29日)で3日目だが、やはり独特の音の抜けの良さ、そして音響空間での「余韻」の漂い方はこのユニットじゃないと味わえないことに改めて慄然とするほどだった。
ただし、気難しくて繊細なことこの上ないユニットなので駆動するアンプをことのほか選ぶし、さらにまたプリアンプを通さずにDACと直結して鳴らしているのでなおさら~。
神経質な高音域を上手くなだめてあげる、そして物淋しい低音域をふっくらとした響きにしてあげる、この二つが相性のいいアンプとしての宿命である。
そして、手持ちのアンプを手当たり次第にあてがったところ、相性が良かったのは意外にも伏兵的な存在だった「2A3シングル」だった。
出力管が低音域に定評のある「VISSEAUX」(フランス:刻印)なのでうまくいった感じだが、このアンプはプリアンプを通さない方が断然いい。
そして、本命の「WE300Bシングル」は、DACとの直結だとゲインが高すぎてあえなく脱落。
ただし、もう一つの本命「PP5/400シングル」は後日の楽しみのために鳴らさずに温存しておくとしよう(笑)。
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