まだ早計かもしれないが、2月中旬というのにこのところ気温が10℃前後で推移しているので、今年の冬は暖冬だったと言ってよさそうだ・・、体調も比較的良かったし、心臓血管に持病を抱える人間にとっては大歓迎である。
しかし、季節によって体調が左右されるのは明らかに歳を取った証拠だね~(笑)。
で、持ち主に合わせたように「オーディオサウンド」も季節向きのサウンドがあると我が家では勝手に決めつけている。
たとえば、
<冬> 厳寒に相応しい重厚なサウンド → 大編成のオーケストラが聴けるシステムでウェストミンスターを中心とした3ウェイシステム
<春~夏> 明るくて爽やかで軽快なサウンド → 口径20~25cmのスピーカーの出番
<秋> 芸術の秋に相応しい思慮深い音 → 英国系システムの出番
と、いったところかな~。まあ、冬でも春夏向きのサウンドを聴きたくなることもあるので、その辺は臨機応変に・・(笑)。
そういうわけで、昨日(16日)は衣替えをしました。
季節の変わり目に合わせて気分転換も兼ね、実に久しぶりの出番となった。
ウーファー専用の口径20cmのユニット+JBL「175ドライバー」の組み合わせである。
さあ、これをどう料理しようかな・・、ワクワクしてきますね~(笑)。
まずは肝心のクロスオーバーだが、「175」はカタログ上では1000ヘルツから使えることになっているのだが、これまでの経験上では2000ヘルツから使った方が澄んだサウンドになる・・、少なくとも我が家では。
というわけで、ウェスタン製のオイルコンデンサー「10μF(マイクロファラッド)」でローカットした。「周波数早見表」では丁度2000ヘルツあたりになる。
そして口径20cmのユニットはウーファー専用なのでおそらく2000~3000ヘルツあたりまで伸びていると思うので(クロスは)丁度いい塩梅だろう。
さあ、問題はこの二つのユニットにどういうアンプを当てるかである。
まず「175」には、このところ脚光を浴びている我が家のスター的存在「LS7シングル」アンプを充てこんだ。高音域が加速度的に伸びているとの評価なので「175」との組み合わせやいかに~。
そして、ウーファー専用ユニットには定評のある「300Bシングル」にした。
そして、出てきたサウンドといえば・・、腰を抜かすほど驚いた!
いつも「175」には最高音域への伸びが少々足りないと不満を抱いていたのだが、今回ばかりはその不満を完全に払拭するものだった。
これならもう「075ツィーター」は不要だなあ~、そうか・・これまで使っていたアンプに責任があったのか、「175」さん長い間(あいだ)誤解しててゴメンねえ(笑)。
(「175」は)管楽器は「自家薬籠中の物」だし、ヴァイオリンでさえもうまく手なづけるし、背筋がゾクッとするような色気も漂ってくるし・・、もはや筆舌に尽くし難し~。
そして、このシステムの特徴といえばスピード感に秀でたせいか、明るくて小気味の良いサウンドに尽きる・・、もう満足、満足~。
で、実は・・、「175」を使えるもう一つのシステムがあるんですよねえ。
ウーファー部分が口径25cmのユニットとなり、箱もデカくなる・・。
さっそく鳴らしてみたところ、流石に音の目方がどっと増えた感じがするのだが、その反面「軽快感」は薄れる。
どちらが早春向きか、晩春向きか・・、どう選択したらいいんだろう。
また、難題が増えたなあ(笑)。
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