ブログの更新を毎日続けていると「よく話の種が尽きませんねえ・・」と、知り合いから言われることがある。
「いいえ~、近年は質より量を優先しようと心掛けていますので、それほど苦労してませんよ~」と返しているが、どうせ「筆力」だって所詮は素人なので知れており、質の方も大したことはない・・(笑)。
ただし、オーディオ関連の記事はネタが豊富なのであまり困らないものの、その合間になるべく “畑違いの記事” を挟むことにしているが、それが少しばかり隘路になっている。
オーディオばかりの連続記事だと「専門バカ」と思われそうなので、ちょっと意識して変化を持たせているわけだが、たとえば最近の例を挙げると「世の中には二種類の人間がいます」「何が飛び出してくるかわからないブログ」などがそう。
しかし、このことがまったく予想だにしない逆転現象を引き起こしていることに気が付いた。
実を言うと、これらの記事の方が本家本元の「オーディオ関連の記事」よりもアクセス数が多いのである(笑)。
以前から娘や一部の方々から「オーディオ関連の記事は専門的過ぎてサッパリ分からない」と言われて久しいが、このことが改めて裏付けられた感じ。
18年以上もの歳月をかけてコツコツと獲得した大切な読者の方々だが、もしかしてオーディオ以外の記事に興味を持っている方のほうが多いのかもしれない・・(笑)。
この現象をあえて言わせてもらうと「二枚目志望の役者がたまたま三枚目役を演じたところ思いもかけず人気が出てしまった」ような複雑な気分になる。
敷衍(ふえん)すると・・、一般的に自分の適性は分かっているようで、実は分かっていないものかもしれないですね、人生なんて「何が自分の適性なのか」を追い求める長い旅路のようなもの・・。
たとえば、若いころに慎重に選んだつもりの職業だって、はたして自分に向いていたかどうか・・。
「適性」云々より何よりも「食い扶持(ぶち)の確保」が第一だったので仕方がない・・、実は皆さまもそうじゃありませんか~(笑)。
今さら「宴の後」になって、悔やんでも仕方がないが時間に縛られたくない自由人が憧れだったし、何よりも活字が好きなので外国ミステリーの翻訳家なんてとてもいいと思う・・、もっと語学を勉強すれば良かったかなあ~。
しかし、老後になって現在のように「音楽&オーディオ」が存分に楽しめたかどうかは定かではない・・、「今が良ければそれでいい、贅沢を言うな!」と、外野席から叱声が飛んできそう。
人生は一度きりなのが つらい (笑)。