前回掲載の「読書コーナー」について、日頃とは少々毛色が変わった内容なので読者の反応が気になっていたところ、ある方から「哀しくも美しいストーリーをご紹介頂きました。毎朝楽しみにブログ拝見しています。継続は大変なご努力ですが。」と、「iPad」からの通信があった。
こういう励ましの言葉をいただくと、「似たような感性の持ち主と出会えた」ということで実にうれしくなりますね!
しかも肝心のアクセス数もこの1週間で第一位の快挙でした。
このブログの読者は総じて感性が豊かな人が多いと改めて感じ入りましたよ~(笑)。
そこで、がらっと話題が変わってあまり人気のないオーディオがらみの話をひとつ(笑)。
つい先日、我が家に試聴に来ていただいたYさん。
クルマで10分ほどの所にお住まいで、日頃から生の楽器(フルート)に親しまれているせいか、すこぶる耳がいい方なので我が家のオーディオの「ご意見番」として大いに貢献してもらっている。
つい最近のブログに登載したように、このほど「RCAケーブル」をすべて「LANケーブル」の素材に代えたので「いかがですか?」とご意見を拝聴したところ「たしかに変わりましたね。音の汚れが取れた感じで音響空間に爽やかな空気感が漂ってきました」と、大好評。
「やっぱり、そうでしょう」と、まだ我が耳が多少なりとも健在であることを確認して喜びもひとしおだった(笑)。
それはいいとして、Yさんが耳寄りのオーディオ情報をもたらしてくれた。
「中国の〇〇メーカーが半年ほど前に新たなDACを発売しました。お値段も手ごろだし、チップも旭化成の最新型だし、オペアンプも日本製の優れものだそうで随分評判がいいようですよ」
「ホウ~、ぜひモデルの型番を教えてください。北国の真空管博士に問い合わせてご意見を伺ってみましょう」
翌日、さっそく博士からコメントがあった。
「中国の〇〇は以前からお値段のわりに性能が良くて注目していたメーカーです。変換チップも定評のある旭化成のものだし、オペアンプも国産だしとてもいいんじゃないでしょうか。お値段も手ごろだし、お買い得だと思いますよ」と、珍しく太鼓判押し。
「それはうれしい情報ですね。ただ、RCA出力とXLR出力では随分と音質の差があるようにユーザーが言ってますがはたしてどうなんでしょう。」
「基本的にXLR出力は業務用ですからそちらの方に力点を置いているのでしょう。実際に使ってみないと何とも言えませんがあまり拘らなくてもいい範囲ではないかと思いますよ」
デジタル機器は周知のとおり日進月歩の時代なので常に最新情報にアンテナを張っておく必要がある。
とはいえ、中国製のDACはこれまではどうしても「オペアンプ」の性能がイマイチだとの評価が絶えず、乗り気にさせてくれなかったが今回ようやく「変換チップ」と「オペアンプ」のクルマの両輪がそろった感じ。おまけにお値段の方も手ごろだしねえ~(笑)。
ただし、唯一気になるのが「RCA出力の性能がやや落ちる」とのことなので、「XLR → RCA」変換ケーブルの出番も考えておく必要がありそうだ。
つまり「DACのXLR出力端子」と「プリアンプのRCA入力端子」の間に変換ケーブルを使えばいいという算段となる。
実は、これについてはずっと以前に手持ちの変換ケーブルを使って実際に試してみたことがあるのだが、その時はとても冴えなかった。
明らかに音質の劣化が目立ち、もう二度とこんなことはするまいと決心したのだが、「LAN」素材と、高性能のプラグを使う「T」さん(東海地方)の製作されたものならいけるかもしれないと、ふと頭によぎった。
こうなると速攻あるのみで、すぐに(Tさんに)お願いしてみると「ハイ分かりました。DACの出力端子はオスですか、メスですか?」そこで「はい、オスになります。したがって受ける(作る)側の端子はメスになります。余計なことかもしれませんが2番ホットです。」「了解しました」
そして、早くも2日後には我が家に到着。
「T」さんはレスポンスがメチャ早くて大助かり。
「鉄は熱いうちに打て」を身を持って実践されている(笑)。
さっそくDAコンバーター(DAC)に挿し込んで性能を試してみた。
我が家のエースDACで「腐っても鯛」(笑)と重宝している「エルガー プラス」(英国:dCS)の出力端子「XLR」端子(バランス端子)からプリアンプ2号機(安井式)へと接続して聴いてみた。
いやあ、驚きました!
「RCA出力端子」からの出力とまったく音質が変わらぬではありませんか!
これで飛躍的に使い勝手が向上した。
つまり「エルガー プラス」の「RCA端子」からプリアンプ1号機(マランツ7型)へ、「XLR端子」からプリアンプ2号機(安井式)へと自由自在に「エルガー プラス」が使える。
もちろん、これは「瓢箪から駒が出た」ようなものであくまでも付録であり、本命は新たな中国製DACの購入に向けての本格的な検討開始の端緒となるもの。
ちなみに、仲間の「Y」さんは大きな老健施設の理事長さんとして我が家とは月とスッポンの「財力の持ち主」なので、「先に購入していただくと、我が家に持ってきていただいて実験できるのですが」と、しきりに勧誘しているのだが、ちょっと虫が良すぎるかな・・(笑)。
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