「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

レコードは面倒くさい

2021年01月16日 | 音楽談義

「レコードは面倒くさい!」なんてオーディオ好きにとっては「あるまじき暴言」だがまあ聞いてほしい(笑)。

先日のこと、ときどきメールをいただく方から
突然ですが、LPレコードの再生は終了することにしました。ガラード・オーディオクラフト・FRのプレイヤーシステムをオークションに出しました。「LP終了」の理由やオークションの結果(まだ取引終了してません)については後日報告させていただきます。」

エッと驚いた。すぐに次のような返信メールを送った。

「世間ではCDと入れ替わるようにレコードの再生が勢いを盛り返してきていますが、逆行する理由をぜひお聞かせください。当方はレコードをやらないので
我田引水の理由にもってこいのネタになりそうです(笑)。」

すると次のような興味深い理由が明らかになった。

「理由と言えば、使わなくなったからということなります。ここ半年で使ったのは1回です。同じ盤でLPとCDの比較をした時だけです。あー これは「理由」ではないですね。「結果」ですね。  

理由を順不同に述べますと次のとおりとなります。 
 
1 音楽を聴くまでに時間(手間)がかかることが面倒くさくなった。
 
2 音質の比較をしても、決定的な差は感じなかった。
 
3 ノイズ(スクラッチや傷)はCDの完勝。LPは洗浄機が必要。
 
4 LPは約200枚(ほぼジャズ)と少なく、中でも輸入盤はごく僅か。また、世にいう貴重盤は持っていない。ダイレクトカッティング盤が2枚あるくらい。その程度のレコードのために、洗浄機に何十万円もかけられない。
 
5 今後聴く機会が増えると予想されるクラシックをLPで聴く気は起きない。
 
6 今後のソースはCDとFMで十分。

以上のとおりだった。

このうち大半は自分と同じ理由なので納得。とりわけ2については一番大事なポイントだが、他家でもときどきレコードを聴かせていただくものの、音はたしかにいいがCDとの決定的な差を感じないので、幸か不幸かレコードに回帰する気がサラサラ起こらない。

また1の理由も大きい。実はCDでさえもこのところ聴くのが面倒くさくなりつつある。CDの出し入れ毎にいちいち立ち上がってCDトランスポートに近づくのが面倒だし、リモコンボタンを操作するのさえ煩わしく感じることがしばしばで、ましてやレコードとなると途中の頭出しなんか考えるだけでも億劫になる(笑)~。

ちなみに、現時点で我が家の音楽ソースを辿ると次の3通りになる。

1 「CDトランスポート」を利用する。

2 手持ちのCDを「ブルーレイレコーダー」に取り込んで聴く。リモコン操作により頭出しが簡単なので1よりも聴く機会が多くなった。「悪貨は良貨を駆逐する」のだ!(笑)

3 「ひかりテレビ」の音楽部門(契約要)を利用して、ポピュラーや歌謡曲などを光回線を通じて取り入れプレイリストに保存して聴く。1か月1300円程度の契約で聴き放題というのはとてもありがたい。

そして、肝心の音質の順番だが見事に「1→2→3」となるが、まあ、一杯飲んでほろ酔い気分で聴くと気にならない程度の許容範囲だといえる(笑)。

そして、3のいいところは光回線を利用して好きなポピュラーや歌謡曲を簡単に聴けるところにある。

小柳ルミ子ちゃんの「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」に見られる声域が広くて可憐そのものの美声と豊かな歌唱力はさすがに宝塚音楽学校を首席で卒業しただけのことはあると思わせる。

そして、「ボブ・マーリー」の開放的でリズム感に富んだ歌を聴くのはメチャ楽しい~。

CDを買うほどのこともない音楽ソースは「ひかりテレビ」で十分だと思うんだけどなあ(笑)。





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