前々回のブログ「これで枕を高くして・・」に搭載したように、久しぶりに「TRIAXIOM 」(グッドマン)を聴いてみたら、「点音源」のスッキリした「音像定位」に思わず唸った。
今さらの話で「お前はオーディオをいったい何年やってんだ?」と言われそうだが・・(笑)。
けっして周波数レンジは広くないし、分解能もイマイチなんだけど、何よりもスピーカーの存在を忘れさせてくれる「自然な佇まい」がいい。それなりの「小宇宙=ステージ」という感じかな。
クラシック音楽を鑑賞するのならこれでいいのかもしれないと一瞬「脳裡」をよぎったが、様々な録音状態の宿命を背負った音楽ソースに対してどうしても再生の自由度が欲しくなるので、理想的な「点音源」からやむなく「2ウェイ」or「3ウェイ」にせざるを得なくなる。
この「TRIAXIOM」のケースでいけば、小編成の室内楽やボーカルなどには過不足なしだが、オーケストラやオペラとなるとどうしても低音部の補強が欲しくなるので「サブウーファー」の出番となる。
人によっては「低音なんてそこそこ出てればいい」という悟った方もいて、ついうらやましくなる。
「低音」へのどうしようもない「拘り」はどうやら中学~高校時代に起因するようで、家にあったステレオ装置が今にして思えば高音域は出ないくせに、低音域はやたらにボンついていたのだがそれが当たり前だと思っていた。
「三つ子の魂百までも」・・、現在では余計なお金が要るのでこのおかしな性向に大いに困っている(笑)。
で、我が家のシステムの中で目下のところ、一番「音像定位」が乏しいのが「ウェストミンスター」(改)である。ご覧のとおり3つのユニットが点在している。
本来は「同軸2ウェイ」(口径38cm)のシステムだが、どうしてもその鈍重さに我慢が出来ず、爾来40年近く彷徨しているわけだが、オリジナルのままでは少なくともモーツァルトの「天馬空を駆ける」音楽の再生には適していないと思っているので後悔はまったくなし~。
「タンノイ・シルヴァー」あたりだといいかもしれないが、今さらねえ・・、年金暮らしだし~(笑)。
で、このシステムだが、「点音源」が無理ならせめて「縦一文字」にできないかなあ。
「物は試し」で、さっそく行動に移った。倉庫からあれこれ引っ張り出してきて結局こういう姿に。
あれ~、ツィーターが高いところに移ってしまった。本来の位置は耳の高さが一番いいんだけど・・、プラス・マイナスを換算してみたがやはりこちらの方がいいみたい。
これで聴いてみると以前よりも「スッキリ爽やか感」が半端ないほど際立っている~。
ついでに中音域(900~8000ヘルツ)を担当する「175」(JBL)を駆動するアンプも交換した。
「8000ヘルツ」でハイカットする「フィルター」を外すのが目的。
こういうのは音の曇りの原因になるので、無いに越したことはない。その代わり、高音域は伸ばないけど分解能が優れたアンプをあてがった。
適材適所とはこのことかな(笑)。
「6FQ7プッシュプルアンプ」(出力トランス「TRIAD」)の久しぶりの出番。「6FQ7」といってもピンからキリだが、一番音がいいとされている「クリアトップ」(RCA)の起用。
これで、聴いてみると・・。
これ以上の自画自賛はくどくなりそうので止めておこう(笑)。
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