めったにない遠方からお見えになったお客さん(二名)を迎えての試聴会。横浜在住のT君と鳥栖市(佐賀県)在住のO君で、どちらも高校時代の同窓生。
とはいえ、初対面だから驚き~。団塊の世代はとにかく人数が多かった(笑)。
今回はせっかくだから我が家の「ベストの音」を聴いて満足してもらいたいと大いに張り切った。
まずは多すぎるスピーカーの中から当日は時間の制約で聴けそうもないスピーカーを隣の部屋に疎開させることにした。
もちろん、できるだけ音響空間を広げて「響き」を良くしたい意図も透けて見えるかな~(笑)。
家人が当然のごとく眉をひそめたが「一日だけだからな」と念押し!
これが臨時的に移した3系統のスピーカーと3台の真空管アンプたち・・、図らずも一軍と二軍の差が露呈したと受け取られても仕方がないかな(笑)。
ま、それはいいとして、これが久しぶりにすっきりしたオーディオルームで、なんだか音まで磨き抜かれて伸びやかになる感じ~。
ちなみに機器の設置場所は余計な振動(エネルギー)を床の方に分散しないように鉄筋の打ち抜きコンクリートにしている。この効果は大型スピーカーの低音にとって大きな意味を持つ・・。
そして、部屋に入るなり両君が感嘆の声を上げた。「ワー、すごい!」
オーディオマニアにとってはなんてことはない風景だろうが、普通の人が見たら異常に映るのかもね~(笑)。
「鬼面(きめん)人を驚かす」という言葉がある。外見だけ恰好を付ける、いわばコケ脅し的な意味で使われるのだが、そうでなければいいのだが・・(笑)
ほんとうは両スピーカーの間には音響的に物を置きたくないのだが、低音域のユニットは指向性が鈍いし、中高音域のユニットの間には空間が広がっているので、まいっか。
さっそく、試聴に移った。
両君の好みに合わせて「ジャズ」「ポピュラー」「歌謡曲」・・。
ジャズのシンバルの生々しい響きには心から驚かれた様子で「075ツィーター」の威力絶大だった。
そして、乞われるままに「カーペンターズ」(オンリー・イェスタディ)「ポール・モーリア」(恋は水色)「ベンチャーズ」(ウォーク・ドント・ラン)、「小椋 佳」・・
同じ世代なので往年のヒット曲のオンパレードに大喜び~。
そして音質の方も同様で、「時々大型船に乗って旅をするんだけど、デッキの上で演奏してくれる楽団の音とそっくり、まるで目の前で演奏しているみたい・・」だそうで、もう絶賛の嵐だった。
掛け値なしの言葉と受け取らせてもらおう・・、大きな自信になりましたぞ!(笑)
およそ3時間ほどの試聴を切り上げてからホテルまで送って行った。
そして、夜の部は「関アジ」「関さば」の「生き作り」で有名な割烹「H」に移って、ビールと焼酎が乱舞する中で大いに盛り上がって談論風発。
それぞれ活躍してきた舞台の種類は違えども、幾多の修羅場(病気も含めて)を潜(くぐ)り抜け、酸いも甘いも噛みしめてきた3人の豊かな人生経験ともなると、話は尽きませぬぞ~(笑)。
たいへん楽しい一日でした!
そして、本日(24日)は、いよいよ「くじゅう花公園」へ~。
ホテルを9時出発予定で、両日とも心配していた天気に恵まれそうでほんとうに助かった。
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