つい先日の9月20日(木)のこと、同じ別府市内の「Y」さんという方から突然のメールをいただいた。
趣旨は「ネット検索でクリプッシュから貴ブログに行き着きました。少し拝読させていただきました。実は小生もオーデイオ歴40年になり中学生のころからコーラルの25センチユニットを自作エンクロージャに入れて真空管アンプで鳴らしたりしておりました。というわけで親近感から、また別府の中にも同好の志のかたがおられることが少しうれしくメールを差し上げました。」
「クリプッシュ」とは、8月26日付の記事「あのときに聴いた音は素晴らしかった!」のときのヴァイタボックス(イギリス)の「クリプッシュホーン」のことに違いない。
30年ほど前に、とあるオーディオショップでエクスクルーシブ(パイオニア)の「M5」(アンプ)によって駆動されていたSPだったが、これまでのオーディオ人生の中でも屈指ともいえる典雅な音だった。
こういうビンテージのスピーカーに興味をお持ちとは、なかなか話が合いそうな方だとお見受けした。
すぐに折り返しのメールを発信。
「お便りありがとうございます。地元、別府の方からメールをいただくなんて嬉しい限りです。オーディオ歴が40年とはお互いに同じようなキャリアですね。おそらく似たような苦労があったことと推察しております。お暇なときにでもぜひお話をお伺いしたいものです。ブログでご承知のように、私は現在”AXIOM80”という時代遅れのユニットを使っておりますが、Y様はどういうSPを使っておられるのかよろしかったらお聞かせください。」
すると、大要、次のようなご返事が。
「私のシステムは現在進行形がやっと落ち着き、アンプ アキュフェーズDC-330(デジタルプリ) メインアンプ 同P-5000のBTL接続、CDは同DP-67改、SPは自作F-91トーテム改というものです。楽器(フルート)をやるものですから音楽の部屋を作っております。」
どうやらアキュフェーズの製品を愛好されている方のようである。「アキュフェーズ」という名前の由来を奈良のMさんから教えてもらったが、「アキュレート」(正確な)と「フェイズ」(位相)の合成語だそうだ。周知のとおり、オールジャパンでは随一ともいえる専門高級ブランドで、お医者さんあたりが使っているのをよく見聞する。さらに、実際に楽器をいじられるので生の音にもよく精通されていることだろう。
阿吽の呼吸みたいなもので、折り返し我が家のシステムも次のとおり紹介させてもらった。
「私の装置ですが次のとおりです。CDトランスポート(ワディア270) DAコンバーター(ワディア27ixVer.3.0)を共通部分にして2系統に分けてます。
低域(200ヘルツ以下) アンプ 「L-01A」改(ケンウッド、片チャンネル各1台) SP(フォステクスSLEー20
W、片チャンネル4発)
中高域(200ヘルツ以上) アンプWE-300Bシングル(モノ×2台) SP(AXIOM80+JBLー075ツィーター)
第二システム
タンノイ・ウェストミンスター
低域 アンプ L-01A改(1台)
高域 アンプ(PX25シングル・1号機)
低域はトランジスター・アンプで駆動し、中域、高域は真空管アンプによる駆動というのが自分のモットーです。市内でオーディオ好きの方と交流できるのはうれしいですね。今後ともよろしくお願いします。」
こういう流れになると、行き着く先はお決まりのコース(笑)。
Yさんから「フォステクスのエッジレス・ウーハーSLE-20Wとは懐かしいユニットですね。それも4発ですか。私のところもフォステクスFW208Nを2発で使用しています。300Bのアンプも聴いてみたいです。突然不躾ですが今度お時間がよろしい時に聴かせて頂けないでしょうか?」とのメールが届いた。
そして、決まった日程は9月26日(水)の午前10時から。
この試合の模様は次回でご報告ということに~。