「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「ルーム・アコースティック」への挑戦

2021年12月19日 | オーディオ談義

つい先日の「素敵なオーディオ愛好家の再登板」に登場していただいた「涌井」さん(東京都)の「ルーム・アコースティック」への熱意に触発されて、我が家もと一念発起してみた。

というのも、丁度メインのスピーカーがこれまでよりもずっと高い位置になったので何とかせねばと思っていたから。



そこで、次のようなチャレンジを。

 正面に位置するテレビの画面に「卵トレー」を被せる

両端のスピーカーの間になるべく物を置かないと心がけているオーディオ愛好家は多い。皆様もお気づきのように熱心な愛好家ほどそういう傾向にあるようで、おそらく重要な音場が乱れると感じておられるのだろう。見かけも悪いしね~(笑)。

我が家では「3台のDAC」「2台のプリアンプ」などを日替わりで使っているので、配線の関係上やむなく機器類を中央に置かざるを得ないのだが今回のSPの高い場所への移動でようやくその呪縛から解放されることになった。

となると、目障りになるのがテレビ(55インチ)である。これまででさえも大きな画面からの音の反射が気になっていた。

そこで、次のように既存のカーテンレールの”輪っか”を利用して反射材を取り付けてみた。

凹凸のある分厚い紙製の卵トレーは自宅分を含めて家内の友人からいただきこれまで大量に保管していたもので、とうとう出番がやってきた。

小型の「Wクリック」で挟み込んで縦に3連にしている。大画面に並べる個数は縁起を担いで素数の「7」個である(笑)。支持棒で簡単に移動できるのがミソである。



聴取位置から見るとこのとおり。



CDを聴くときはもちろん、ドラマやニュースを視聴するとき以外の、テレビを利用して「ブルーレイ」に録音した音楽を聴くときはこういう状態で聴くことにしている。

 ユニットの真横と後ろの壁にも「卵トレー」を配置



聴取位置の後ろの壁にもこの通り。



 リスナー席の位置を高く上げる



部屋の入り口はご覧の通り「二重扉」にしているが、椅子の下に20cmほどの台を敷いてみた。もともと、リスナーの耳の位置は中高音域のユニットの高さぐらいにするという不文律があるがこれでピッタリと適合した。

なお、これらの対策は「音を良くする」というよりもむしろ「音を悪くする要素」を取り除くという表現の方が適切だろうが、試聴してみたところ何だか「耳障り」の音が少なくなって気持ちよく聴ける気がしてきた(笑)。

たとえば、いつも朝5時ごろからネットラジオで「モーツァルトの専門チャンネル」(ドイツ)を聴いているが、だいたい9時ごろにはお終いにするのだが、つい時間が伸びて「ながら聴き」でも午前中いっぱい鳴らすといった具合で、これは耳が疲れなくなった証左ではなかろうか。

たまたま、家内が朝のウォーキングに出かける前にオーディオルームに入ってきたので「どうだ!」と自慢げにデコレーションの労作を見せたところ、

「まあ・・」と露骨に眉を顰めて「ちっとも見かけが良くないじゃない、まったく変人ね! だいたいゆったりと音楽を聴ける感じじゃないわ。もっとゴージャズな雰囲気にしたらどう?まるで理科の実験室みたい」

やはり「縁なき衆生(しゅじょう)」ですな、この人は(笑)。

今回の挑戦はお金がかからなかったのが特筆事項で、何しろ100均で購入した「小型のWクリップ」代の2個分だけなんだからとても満足(笑)。


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