「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ・ハンターの小さな獲物

2019年08月01日 | オーディオ談義

オーディオ仲間に依頼していたオークションの落札代金「54、800円」を受け取ったのは去る26日(金)のことだった。

久しぶりに懐に余裕ができたので(笑)、これを軍資金にして新たな獲物を探してみた。

今のところ取り立てて欲しい機器は見当たらないので、「ひとつ実験でもしてみようか」という軽い気持ちから釣り上げたのが新品のコーラルの口径10センチのユニットだった。

    

コーラルという会社(国産)はとっくの昔に消え去ったメーカーだがいまだに「ベータ8や10」(ダブルコーン型式)などのユニットが愛好家の間で珍重されておりオークションでもかなりの高値を呼んでいるほどで根強い人気がある。

大好きなアルニコ・マグネット型だし、目的はスコーカー(中音域担当)としての活用だが、今どき自作のスピーカーで楽しむ人は少ないとみえて競争者無しで無事落札。

「オーディオの愉しみはスピーカーにあり」といっても過言ではないのに実にもったいないご時世だ(笑)。

このスコーカーをあてがう対象は定番の「ウェストミンスター」(改)であり自己流の3ウェイシステムとして弄るところがいっぱいあるので、実験用のスピーカーとしてまことに重宝している。

そして所定の手続きを終えて、ほどなくスコーカーが到着した。

どのくらいうまくマッチングしてくれるのか早くも胸が早鐘を打つように鳴り響く(笑)。

ちなみにユニットの代金は「1、000円」なり。何だ、最初の獲物というのはたったこれっぽっちか!

何ともまあ、みみっちいこと!(笑)

しかし、送料が1,280円とユニットの代金を上回るのだから恐れ入る。さっそくテクニクスのスコーカーと入れ替えて聴いてみた。

すると、ウ~ン、イマイチかなあ・・・。

コーラルらしく素性が良くて美しい音を出すのだが、800ヘルツからを担当させるのには明らかに無理があったようで、ウーファー(ワーフェデールのスーパー12)との繋がりが薄味になってしまった。

裏蓋が金属で密閉されているので、ドリルで穴を開けてもいいのだがしばらく時間を措いてトライしてみよう。

そういうわけで今回は見事にハズレというわけでまことに残念~。

しかし「七転び八起き」で、どんなに転んでもただで起き上がるような人間ではない積り(笑)。

元のテクニクスのスコーカーに戻すのも癪なので以前使っていた「175ドライバー」(JBL)を再度引っ張り出してきて、ちょっと工夫してみた。

これまで使ってみた経験では能率がメチャ高い(109db)せいで、どうも目立ち過ぎるのが難点。ジャズはいいけどクラシックとなるともっと落ち着き感が欲しい。

基本的にもスコーカーは「生かさず殺さず」が肝心なので、蜂の巣ホーンの出口のところに薄めの「白い人工の綿」を被せて少しばかり音を殺してみた。

   

バッチリだった(笑)。これならクラシックも十分いけるし、これまでで最高の仕上がりといっていいほど。

今回の出費は送料含めて「2、280円」だったが、結果的にはアイデア代としてお釣りがくるほどだったと、精神衛生的にも自分を慰めておこう(笑)。

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