「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「サランネット」=「見てくれ」=「余裕」

2020年04月03日 | オーディオ談義

つい先日、チャンデバを使ってオールJBLの「3ウェイシステム」を構築したのは既に述べたとおり。

いちいち解説しなくても次の画像で(その構成は)一目瞭然ですよね。このブログの読者なら
(笑)。



当初は”あっけらかん”として「屈託のない音」だと思えたし、周囲はイギリス系のユニットばかりなのでこういうネアカのシステムもあっていいと、割り切っていた積りだったが、そのうちいつもの「ネクラ志向=鬱的傾向」が顔を出してきてしまった(笑)。

漏れ聞いたところによると、あのクラシック好きの「瀬川冬樹」さん(オーディオ評論家:故人)でさえ「AXIOM80」からJBLのシステムに変更されたものの、亡くなられる直前には「AXIOM80を複数本まとめて鳴らしたい」と仰っていたそうで、その揺れ動く気持ちが何だかわかるような気がする。

我が家の場合はスコーカー(中音域担当)を入れ換えることでクラシックとジャズの二刀流で対応しようと「175ドライバー」から「コーン型」(ナショナル)へ変更したのはこれまた以前に記載したとおり。



そして、この機会にこの際いろいろと手持ちのスコーカーを試してみたくなった。いつものように段々と大がかりになってくるのが我が家のスタイルだ(笑)。

はて、どのくらい(スコーカーが)あったかなと寄せ集めてみたところ、上記の二つを除いて3つほどあった。気が付いてみるといずれもグッドマン(英国)製だった。



左から、1が丸型の10センチ口径ユニット(自作バッフル付き)、2がグッドマンには珍しいホーン型の「ミダックス」、そして3が小型楕円形ユニット。

バナナプラグなので入れ換えが苦にならず実に簡単。それぞれ試してみたところ次のような結果に落ち着いた。

まず1は音色はいいが規格が「700ヘルツ~」なので惜しくもアウト、ミダックスはウーファーの「D123」(JBL)と音色が合わずこれもアウト、そして小型楕円形ユニットはフルレンジなので応用範囲が広いし、ウーファーとの相性も良さそうで勇躍残留組へ。

となると、ツィーターも「075」からワーフェデールの「スーパー3」へ交換。



そして最終形がこれ。



低音域から高音域にかけて、まことにグッドバランスで我ながら惚れ惚れするような音になった。もうこれ1つで十分じゃなかろうかと思わせるほどでクロスオーバーは「500ヘルツと6000ヘルツ」で決まり。

ユニットが変わったのでそれぞれの持ち味を発揮させるために駆動する3台の真空管アンプにも影響が及んだ。

「~500ヘルツ」→「WE300B(1960年)シングル」、「500~6000ヘルツ」→「71Aシングル2号機」、「6000ヘルツ~」→「71Aシングル1号機」

結局、(我が家では)JBLのコーン型ユニットはせいぜい500ヘルツまでの使用がベストとの感を深くした。

ちなみに、お気づきの方もいるだろうがコロナ騒動の中で暇に任せてご覧のように3日掛かりでスピーカーをカバーする「サランネット」を作ってみた。

寸法を合わせて作った木の枠に網戸用のネット(黒)を2枚、ダブルで張り付けたところどうにか「様(さま)」になったようだ。

いささか「見てくれ」に気を配るようになったのも余裕の現れかな(笑)。

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