赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『つながりの蔵』椰月美智子・著

2018-06-10 20:56:19 | その他
台風がきているそうで、すごい雨。こういう気圧の日は、なんとなく胸のうちがざわざわします。

産経新聞に書評を書きました。『つながりの蔵』椰月美智子さんです。


さらっとうつしたものはいいといわれたので、さらっと書面を。

椰月美智子さんの小学生、とくに十二才くらいの人の書き方が大好きです。
いろんな作風がかける椰月さんですが、今回は、名作『しずかな日々』と似たふんいき。女子小学生が実に小学生らしいのです。『しずかな日々』で、感動すしたかたは、おすすめです。
子どもらしい子どもが生き生きとかかれ、が参考になりますし、なにより、読後感がいい。ほっこりあたたかな、満ち足りた気分になります。
画家さん、岡田千晶さんの表紙もいいですね~~。岡田さん、ボジョレーの会でお見かけしますが、この頃は人気で大活躍です。
ぜひ、読んでみてください。

書評を読みたい人は、こちら
ネットになんでものっていて、便利だ-!


お祝い会

2018-06-09 19:38:35 | その他
昨日のかねまつすみれさんのお祝い会は、お仲間が心をこめて準備した、あたたかい会でした。
迫力ある絵をかかれた、長野ヒデ子さんにもお会いできて、お話しもできました。

かねまつさんは、クイズの景品を用意したり。

いろいろ楽しませる工夫をしてくれました。

来てくれた人に、お手製のパンをおみやげにくれました。

あんパンとさくらパンです。

創作教室時代のなつかしい方々のお顔もみれて、うれしかったです。

かねまつさん、夏にイベントもされるそうです。

初出版で、こんなイベント、なかなかないですよね。
かぶきのあの方の読み聞かせとあります。どの方でしょう??? 想像しちゃいますね。

みなさん、スピーチで話されましたが、これはスタートだと思って、次の作品もがんばってほしいです。
10年、書き続けられる方は、初出版した人の2割しかいないんだとか。


明日、産経新聞に書評が載る予定。児童文学でデビューした、あの方の本です。

かねまつすみれさん、お祝い会

2018-06-08 12:23:08 | その他
今日は、第七回絵本テキスト大賞をとられて、『かぶきやパン』でデビューされたかねまつすみれさんのお祝い会です。お仲間が手間暇かけて準備してくださったようです。

この絵本、アイディアがすごいです。パンたちがかぶきをしちゃうのだから。
むずかいい絵を長野ヒデ子さんは、ぴったりのキャラクターにかいてくれています。

わたしは、創作教室52期の講師として、かねまつさんと知り合いました。こうやってかかわった人がデビューしてくれるって、すごくうれしいです。
今日は53期のかたたちも見えるようで、その方たちを会うのも楽しみ。とてもおしゃれな会場のようなので、今からどきどきです。

『レモンの図書室』ジョー・コットリル 作

2018-06-06 08:47:27 | その他
まだ、今年も半分しかすぎていませんが、今年NO1かもと思う児童書とめぐりあいました。
『レモンの図書室』小学館です。翻訳です。小学館のYAの翻訳ものは、なかなかいいものがそろっています。


装丁もきれいですね。レモンの黄色がさわやかで、まぶしいくらいです。日本ではレモンは、青春時代のイメージ。けど、欧米ではすっぱい味のせいか、レモンには欠陥品の意味もあって、困難の象徴ともされているそうです。

この頃、本をテーマにした作品が多いですが、これもそのひとつ。
本が大好きで、本さえ読んでいれば「だいじょうぶ」だとおもっていたカリプソ。そのカリプソに大好きな友だちができます。
そして、その子の家に遊びに行くうちに、カリプソはどんどん変わっていきます。

楽しく遊ぶシーンも、ワクワク読めます。その中でも、カリプソが自分がかいた作品をネットに投稿するシーンがあって、そこも読ませどころ。なんと、結果は・・・・・・。人生甘くないですって感じ。そこがリアル。やすっぽい成功より、うん、そういうこともあるよと共感しました。

なくなってしまったお母さん、仕事ばかりに夢中なお父さん、悲しみとどう向き合えばいいのか、そんなことも考えさせてくれます。
そして、たくさんの本が紹介されています。

本のおもしろさも存分に書いてあるけど、本だけでは足りないとも書いてあります。どう足りないのか、ぜひ、読んでみてください。


この本を知ったのは、読売新聞の夕刊で紹介されていたから。本がつなぐ友情や恋というくくりで『なみきビブリオバトルストーリー』などのことも書いてくれていたやつです。


おもしろい本とめぐりあうとわくわくします。
本が売れない時代。
でも今、本のよさを再認識してみようという小さな動きをわたしは感じています。ビブリオバトルなんていうのも、そのひとつ。まだ、さざ波のようですが、いつか大きなうねりにならないかなと期待も少し・・・。甘いのかな?

そして、昨日は児文協の会報部でした。まだ割り付けの段階。
その中の、いただいた八束澄子さんの文章がとてもよくて、こういうのを読むと、会報部もやっていてよかったと思います。
八束さん、日本児童文学カフェってコーナーで書いてくれました。本を読むことの意味について書いてくれてます。7月初めに発行ですが、ぜひ、読んでみてください。
感動したし、やはり、本ってそうなんだ! って思えました。短い文章でこれを伝えられるって、さすがだなー。

今日は雨もよう。
うちのクチナシの花も咲きました。すぐにきばんでしまう花。
咲きたてが美しい。甘いかおりをふりまいています。



映画「ピーターラビット」と国分寺のカルガモ

2018-06-04 08:19:52 | その他
先週、娘と久しぶりに映画へ。
わたしは犬が島を見ようといったのですが、娘がピーターラビットを見たいというので今回はつきあうことに。

これが、なかなかおもしろかった!! CGのみごとさで、ピーターが自然になじんでいます。
いたずらなピーターがあばれまわります。のんびりした童話の世界とは少しちがったコミカルな映画です。

有名なあの作品とはちがう世界観。マクレガーさんは出てきますが、すぐになくなってしまいます。娘はそこに一番、驚いたとか。
病気とかではなく、もう、死んじゃうなんて、ちょっとかわいそうと。

それから、甥っ子だという新しい住人とピーターの一騎打ちが始まります。ピーターは、思いどうり、人間をやっつけていくのですが、その結果は・・・・・・。


ピーターラビットの世界の相関図

わたしが笑ったのは、ピーターの姉妹、カトンテールが「あたし、実は長女ではないの」と打ち明ける場面。うさぎって、1度に何匹もうまれるのに、長女か長女じゃないかって・・・・。気軽に笑いたい人に、おすすめ映画です。

原作とはぜんぜん別ものの雰囲気なのですが、映画を見ると、やはり原作のピーターラビットを読みたくなります。今年の後半、くまのプーさんと大人になったボク(?)だったかな、そんな映画も公開されるそうだし、パディントンも映画になってヒットしているし、イギリス映画はどうも、名作童話のリメイク映画がブームなのかも。

イギリスではないですが、ムーミンの実写版なんて、できるかも・・・なんておもっちゃいました。
それだけ、その世界が愛されていたのでしょうけどね。


昨日の日曜日、ひさびさ、近くの姿見の池へ。
生まれたばかりのカルガモが泳いでいて、たくさんの人だかりになっていました。

遠くからうつしたところ。

近寄ってうつしたところ。

かわいいです。まだ、わたしのにぎりこぶしほどしかありません。
今、10匹。昨日までは11匹いたと、おじいさんが教えてくれました。毎日、観察に来ているそうです。

今年は親鳥がいなくて、小ガモだけがここで暮らしています。親鳥の後を歩いてついていく、かわいい姿は見られません。親はどうしたのでしょう。まさか、ネグレクト?

ここは西国分寺駅から五分。
坂をさがるとすぐある水辺。


まわりには、カルガモをねらっている蛇もたくさんいるそうです。自然の中、生存競争は厳しい
どうか、生き延びてほしい。

でも、そう思う人がおおすぎで、えさをやりすぎて、水がよごれるのも心配されてるとか。