赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

広島のポケネコ

2012-01-22 06:42:18 | 日記
昨日は、冷たい雨が一日ふっていました。おまけに近くでひき逃げ事故があったとかで、一日中、ざわざわしていました。こわいですね。ひき逃げなんて……。

話はかわって、山本悦子さんの新刊、『ポケネコにゃんころりん 8巻 影だけのねこの秘密』が読みました。今回、にゃんころりんは、広島に飛びます。絵の沢音千尋さんが広島の出身だとかで、作者の山本さんは、沢音さんのおかあさんに案内されて広島を取材したとか。その取材がとてもいきていて、平和の思いが強く感じられる一冊になっています。

影で広島といえば、大人は「ああ、あのことかな」とピンとくるけれど、小学生はわからない子も多いでしょう。それを山本さんは、テンポよく、楽しく、わかるように書いています。そして、沢音さんの絵も、うまくなっている!

わたしは、広島は二度いっています。一度目は子どものころ。二度目は、アンデルセンメルヘン大賞の授賞式。3度目、那須正幹さんのところに遊びにいったついでに、広島に行くはずだったのが、よらずに帰ってしまいました。それが、とても残念で心残りだったのですが、今回、にゃんころりんといっしょに、もう一度、広島に行った気になりました(^_-)-☆

☆『ピアスの星』の書評☆

2012-01-20 08:07:08 | 日記
東京も雪が舞い散ってます。
『ピアスの星』の書評がのりました。な、なんと週刊朝日。チャングンソクの表紙です。
その中の、週刊図書館 おとなのこども本 というところに、吉田伸子さんが書いてくれました。「分かってくれれば 一人でもいいのだ」というタイトルで、なかなか大きく書いてくれてます。

週間朝日が、子どもの本の書評を載せてくださるというところに、まず、びっくり。とてもうれしくなりました。おとなのこども本は、月一回の掲載だそうです。
今週は、本屋さんにあると思うので、立ち読みでもいいですから(買ってくれたら、もっといい)読んでもらえるとうれしいです。
ただ、売り切れも多い。どうしてかと思ったら、チャングンソク人気だって!
 すごいね~。

作品を書く時は、ひとりでも分かってくれる人がいればいいなっと思ってかくのですが、こうやって、反響があると、ああ、書いてよかったんだと、ほっとしますし、励みになります。

昨日はNHKのブラタモリという番組で国分寺がとりあげられました。テレビの中の国分寺、すごくのどか! こんな所に住んでたのかと、あらためて思いました。来週も国分寺へんの続きだとか。鉄道好きのタモリさんのために、鉄道研究所に行くみたいです。

クマのあたりまえ

2012-01-17 09:22:31 | 日記
魚住直子さんの去年の作品、『クマのあたりまえ』ポプラ社を読みました。灯台守さんが去年のベスト1に選んでいたからです。
短編集で、出版社からのうたい文句は、『生きることに真摯にむきあう動物たとの7つの物語』とありますが、これはぴったりでしょう。
表紙が地味なので、あまり期待しないで手にとってしまいましたが、かなりよかったです。表面は、チドリやらヘビやらサルやらが、おかしなことを考えて実行する話なのですが、なかなか哲学的な趣すら感じられる奥行きのあるストーリーになっていて、読み終わったあと、心の奥に言葉がひっかかってのこる感じがします。
文章も落ち着いていて、余分なフレーズがなく、格調のたかさまで感じます。わたしがとくに気にいったのは、「アメンボルース」「クマのあたりまえ」とにかく、読んでみてください。

魚住さんの作品の読後感の言葉が心の奥の残る感じ、いい意味でひっかかって、じんわり心をあたためてくれる感じ、それは、わたしは大好きな作家安房直子さんの作品の時、よく感じました。
安房直子さんは、亡くなってもうずいぶんたちます。創作教室の生徒さんたちも、安房直子さんを知らない方も多くて、わたしはびっくりしました。
でも、そんな時がたっても安房さんの世界の魅力はすたれないようで、新しい絵本を発見しました。『ひめねずみとガラスのストーブ』降矢ななさんの色鮮やかな絵が印象的です。降矢さんは、お話しのどこをすくいとって描くかというところがうまく、絵本としてよりよく見せることにもたけていて、安房さんの新しい魅力をひきだしています。

高尾山

2012-01-16 07:53:11 | 日記
昨日は、寒い曇り空の中、高尾山に行きました。
近くの「うかい亭 ひな鳥山」で新年会があったからです。

高尾山口駅はうちから30分の近さ。でも、このごろは混んでいるという噂に、足がとおのいていました。とてもひさしぶりです。
まずは、高尾駅で天狗の顔の像がお出迎え。
それから、バスでうかい亭へ。合掌造りの趣のある建物と小川が流れる庭園。一度いってみたかった所です。
囲炉裏で焼く地鶏料理でお腹がいっぱいになったあとは、駅で解散して、わたしは高尾山のグループへ。
リフトでのぼっていくと、遠くの街まで、くっきり見えました。葉をおとした裸の枝の中に、イイギリの実があざやかに赤くみのっていました。
でも、そのまわりには、大きな杉、杉、杉。これがあと2週間もすれば、花粉をとばし、わたしを苦しめるのね。今年の花粉は去年より少ないというけれど、わたしにいわせれば、去年が多すぎ!

とにもかくにも、高尾さんをちょっとだけ味わい、空気のすがすがしさに気持ちが表れた気分になったのでした。ただ、年末の運動不足がたたり、少し歩いただけで、はあはあ。
今年は、腰痛改善、足腰を鍛える年にして、いろんなところに出かけたいな。

ちなみに、近くにあった「トリックアートミュージーアム」
みかけはぼろいのですが、みんなで行くとなかなかおもしろいようですよ。
わたしは今回、いかなかったので、次回の楽しみにしていです。

春の兆し

2012-01-13 07:12:37 | 日記
寒くて、ストーブの前から離れられない日が続いています。空気が乾いているせいか、ドライアイになってしまいました。

さて、昨日は、幼年作品の公募の選考会でした。結果は、5月機関誌発表ということで、楽しみにお待ちください。
選考会まで、名前をふせた形の、2次選考に残った作品を、読みこんでのぞみました。
選考会を経験して強く感じたのは、先生方は、応募した方が、次へとやる気をだせるようにと、大変心をくだいているんだなっということです。みなさん、お疲れさまでした。
喜ぶ方、がっかりされる方、いると思いますが、どんな結果になっても、それを次のステップへとつなげてほしいです。

近くの家の庭の蝋梅がほころんでいました。寒い、寒いと思いながら、春は、静かにやってきています。