赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

安田夏菜さん新刊『ケロニャンヌ』

2015-05-02 06:58:21 | その他
安田夏菜さんが新刊『ケロニャンヌ』を送ってくれました。というのも、この作品、2013年季節風という同人誌の合宿で、ファンタジーの分科会にだされたもの。わたしもその時、参加して、レポーターをつとめました。
そんな縁をだいじに思って、送ってくれたのです。

『ケロニャンヌ』 ちょっとめくって、寝ようと思ったら、一気に読みました。
おもしろかった! 表紙もいいし。カバーをはずすと、少しちがう絵がでてくるのもおもしろい。
分科会でだされた作品とちがうラスト。かなり手直しされたと思いました。ただ、最初の発想はちゃんと残っていかされていて、さすが!とうなりました。
子どもの目線にたっていて、おもしろくて、命を考えさせていて、すいすい読めて、いい作品です。カイトへの視線も、いじめっこたちへの視線もあったかい。
この感じ、あれだ!と ピンときました。落語です。落語スピリッツです。

ダメなものへの愛といいますか、できないことへのおおらかさといいますか、はみだしたものをみとめる器のひろさといいますか、落語っぽい。
カエルとネコをあわせるという、はちゃめちゃな発想も、どこか新作・創作落語っぽい。
わたしには、そう読めました。

で、安田夏菜さんといえば、『あしたも、さんかくーー毎日が落語日和ーー』で講談社新人賞佳作をとられました。
この作品、落語をするおじいちゃんがでてくる落語ものなの。読んでると、作者・安田さんの落語好きがよく伝わってきます。同じ分野だからと、わたしの『がむしゃら落語』と比較されたりもしました。



まあ、そういう縁があって、今回、児文協の学習交流会(五月29日・協会の授賞式の前におこないます)で、わたしは安田さんといっしょにパネラーをします。
そうなんです。この学習交流会、とてもおもしろそう!!
なんと、人気落語家さんが来て、一席してくださるというのですから。この古今亭菊之丞さん、昨日の『スタジオパークからこんにちは』にも出演していました。NHKドラマ『64』にも出演されてるようです。
そんな人をまねくなんて、児文協もがんばりました。わたしも短かに落語家さんを感じられると、今からわくわくしています。

とてもたのしい学習交流会になりそうな予感。わたしが出るのは、第三部。はしっこに、ちょこっとすわらせてもらいます。楽しんでやりたいです。

詳細は、↓今回は、会員だけでいっぱいになりそうなので、宣伝はひかえているみたい。どうしても、見たい!聞きたい!という方がいたら、児文協事務局にといあわせてください。

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