赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『戦後児童文学とその周辺年表』改訂版

2019-10-04 10:07:48 | その他

平湯克子さんとはさそわれていったBeーこどもと本の読書会であいました。

毎回すごくたくさんの本を読んでいて、おだやかな声でするどい指摘をされます。

いつも頭のすみで、平湯さんならどういうだろうと思いうかべる存在です。

その平湯さんが年表・改訂版をまとめられました。

これはすごいです。

その年にどんな児童文学が話題になり、どんなできごとがおこったかなどが、見ひらき二ページでわかるようになっています。

画像とはちがいますが、1997年 わたしが『おとなりは魔女』でデビューした年には、佐藤多佳子は『イグアナくんのおじゃまな毎日』を魚住直子は『超・ハーモニー』をだしていて、消費税は5%になり、ポケモンがブーム。大人の本では、『ほっぽや』『失楽園』が大ヒット。テレビでは、踊る大捜査線 ヒット曲はガラスの少年。またできごとでは、神戸児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)があったなどが、ぱっとわかっちゃうのです。

これは、評論など書く人には便利でしょうね。

わたしも話題作がすぐにわかり、本をさがすのにつかえます。また、時代をさかのぼった、タイムスリップした話を書く場合に、指針になるでしょう。この頃、記憶があやふやですが、これを見ると、忘れていた名作のタイトルがちゃんと書いてあって、とてもうれしいです。

お問い合わせはオリオン出版 平湯克子さんまで

 

事業部の文学学校も終わり、ほっとしています。

今日から出かけて、ひさびさ温泉にはいってきます。俳句でもつくれればいいな。

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