赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

立川談春の死神

2022-09-07 10:13:40 | その他

先週末、落語をききました。

立川談春の『死神』。これがよかった。古典落語で有名な話なのだが、いろいろアレンジしてあった。それでも江戸の風はちゃんと吹いている。でも、少し現代的な感じも。

工夫をおこたらないのねって思いました。

また、笑いがおきたのは、呪文。死神をおいはらって、病人を回復させる呪文で、普通は「アジャラカモクレン・・・・」って感じのヘンテコなもの。

それを、今回は、

「クニがオトムライをするのは、さて、いかがなものだろう」

に変えてました。

だから、主人公が呪文をいうたびに、その言葉をいうわけです。

風刺がきいていて、さすが談志の弟子ですよね。

談春は、志らくとはりあっているような若い頃から、ときおり聞いてます。

談春は今回、落語ブームは終わって、これから落語は落ちていくといっていました。寄席の集客も悪いそうです。

コロナもありますが、動画やスマホゲームの影響もあるでしょう。娯楽の変化ですよね。

15年、落語ブームだったとか。

でも、落語家は落ちこんでないそうです。そんなもんだって思っているそうな。

自分の落語をやるだけなんでしょうね。ブームでもブームじゃなくても。

 

また、談春の落語、聞きにいきたいです。