先週末、落語をききました。
立川談春の『死神』。これがよかった。古典落語で有名な話なのだが、いろいろアレンジしてあった。それでも江戸の風はちゃんと吹いている。でも、少し現代的な感じも。
工夫をおこたらないのねって思いました。
また、笑いがおきたのは、呪文。死神をおいはらって、病人を回復させる呪文で、普通は「アジャラカモクレン・・・・」って感じのヘンテコなもの。
それを、今回は、
「クニがオトムライをするのは、さて、いかがなものだろう」
に変えてました。
だから、主人公が呪文をいうたびに、その言葉をいうわけです。
風刺がきいていて、さすが談志の弟子ですよね。
談春は、志らくとはりあっているような若い頃から、ときおり聞いてます。
談春は今回、落語ブームは終わって、これから落語は落ちていくといっていました。寄席の集客も悪いそうです。
コロナもありますが、動画やスマホゲームの影響もあるでしょう。娯楽の変化ですよね。
15年、落語ブームだったとか。
でも、落語家は落ちこんでないそうです。そんなもんだって思っているそうな。
自分の落語をやるだけなんでしょうね。ブームでもブームじゃなくても。
また、談春の落語、聞きにいきたいです。