赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

書評『逆ソクラテス』

2020-06-15 09:19:19 | その他

昨日まではすっかり梅雨でしたが、今日はやけにおひさまギラギラです。

昨日の産経新聞本のコーナーに『逆ソクラテス』伊坂孝太郎の書評を書きました。

この表紙、魅力的ですよね。いろんなところで宣伝されています。

小学生が主人公というのもあって、とてもおもしろく読みました。

大人の作家が書く小学生と児童文学作家が書く小学生、ちょっとちがうのです。そのあたり、書評には書きませんでしたが、いろいろ考えながら読みました。

ストーリー作りのうまさ、ひきつける会話。さすが人気作家だな。

その人気作家でも、あとがきでは、「少年少女、子供を主人公にする小説を書くのは難しい、と思っていました」と思いをのべています。そうなんですよ。むずかしいのです。

よくドラマの子役みたいに、いやにけねげな子どもがでてきたり、大人びた子どもがでてきたりします。

でも、伊坂幸太郎さんの書く小学生は、リアルで子どもらしい正義感をもっていて、好感がもてました。子どもだからこそもてる正義感ってあると思うのですよね。気になった方、ぜひ、読んでください。

本が売れない時代。読書人口、増えてほしいです。

 

梅雨になると同時に我が家のクチナシが咲きました。