昨日まではすっかり梅雨でしたが、今日はやけにおひさまギラギラです。
昨日の産経新聞本のコーナーに『逆ソクラテス』伊坂孝太郎の書評を書きました。
この表紙、魅力的ですよね。いろんなところで宣伝されています。
小学生が主人公というのもあって、とてもおもしろく読みました。
大人の作家が書く小学生と児童文学作家が書く小学生、ちょっとちがうのです。そのあたり、書評には書きませんでしたが、いろいろ考えながら読みました。
ストーリー作りのうまさ、ひきつける会話。さすが人気作家だな。
その人気作家でも、あとがきでは、「少年少女、子供を主人公にする小説を書くのは難しい、と思っていました」と思いをのべています。そうなんですよ。むずかしいのです。
よくドラマの子役みたいに、いやにけねげな子どもがでてきたり、大人びた子どもがでてきたりします。
でも、伊坂幸太郎さんの書く小学生は、リアルで子どもらしい正義感をもっていて、好感がもてました。子どもだからこそもてる正義感ってあると思うのですよね。気になった方、ぜひ、読んでください。
本が売れない時代。読書人口、増えてほしいです。
梅雨になると同時に我が家のクチナシが咲きました。