緊急事態制限が解除になるようで、一応、うれしい。図書館に行って本を予約しよう!
さて、ビブリオバトル関連の新刊の紹介
益井博史さんは、青年海外協力隊で南の島に読書推進するべき向ます。場所はソロモン諸島。
英語もボチボチしか話せない益井さん。ビブリオバトルをつかって、読書を広めようとしますが、その試みは・・・・。
益井さんの奮闘記。たくさんの写真をまじえ、また、ソロモン諸島の歴史コラムもまじえ、まとめられたノンフィクション。読みやすく、すいすい読めちゃいました。おもしろいし、わくわくしてきます。
ソロモン諸島の子どもたちがビブリオバトルで元気になっていく様子が、なんともうれしい。
けど、わたしが注目したのは、著者の益井さんの方。
何度か留年して、やりたいことがぼんやりしか見えなかった大学生の益井さんが、ビブリオバトルと出会い、人とつながり、活動的になっていくさまがとてもステキです。ビブリオバトルの大会に出たり、また、自分で大会を開催したりして、出会ったのが青年海外協力隊の人たち。
そのつながりから、自分もやってみようと、一步踏み出していくのです。そこから帰ってきて、普及委員としても活躍。ビブリオバトルの縁で就職までしたとか。すごいですねー。
ビブリオバトルはわたしもやってみて、人と人とをつなぐゲームだと思いました。読書活動で、おもしろく、刺激的に、他人つながっていく方法って実はあまりなかった気がします。ビブリオバトルはそういう場を提供して、読書家たちの知的好奇心を向上させていっているのでしょう。読書家でも行動力がある人たちがいっぱいいて、そういう人たちが、ビブリオバトルの普及をとてもがんばっています。
私の友人の粕谷さんもそのひとり。この本の編集も手掛けているそうです。
益井さんはユーチューブチャンネルをもって、ビブリオバトルを毎週やっているとか。興味がある方はぜひ、見てください。
わたしが仲間と書いた『なみきビブリオバトルストーリー』もつちでによろしく! 光村の国語の教科書に紹介されています。