みとみとみさんが単行本デビューをされました。
これは毎日小学生新聞に連載された作品です。そのころ、みとみさんはわたしもいた児文協に会報部にいたので、みんなで連載を喜んだことをおぼえています。わたしも小学生新聞をとって、岡田千晶さんの絵も楽しみに毎日読みました。
すぐに本にはならなかったのを、みとみさんは根気よく書き直しをされて、今回、とてもおもしろく、小学生にも読みやすいようにまとめられました。
父ちゃんが入院してしまい、家の中華料理屋は大忙し。なのに手伝いもしない盛太郎におさななじみのすずはイライラ。
そんなすずにかりたてられて、手伝いを始めた盛太郎は、小学生が店のためになにができるかを考えていきます。
みとみさんは、会報部の頃、とてもいろんなアイディアをかんがえて細かいところまできっちりやってくれました。
そんなみとみさんが、登場人物に重なるといったら、怒られるかな?
でも、作品ってどこか、作者の人となりがにじみでますよ。そこが物語の個性や味になったりして。
長くあたためた作品が、いい形になり、デビューをはたしてよかったと思います。
そうそう、みとみさんは創作教室の出身でもあります。今度、講座ブログも書いてくれるそうなので、そちらも見てください。
今日は冷たい雨。今年は雨がおおすぎです。
もうすぐ十一月。どうか晴れの日が増えますように。