赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ラジオ、ミニ・ビブリオバトルの『時の石』

2019-02-11 16:08:00 | その他
寒いです。高円寺演芸祭りに行くのも断念。家でぬくぬく……。

さて、ビブリオバトルの話の続きです。
ラジオのNHK第一、NHKジャーナルの金曜日 ミニ・ビブリオバトル、テーマは時代物。

わたしは、『幕末マラソン侍』を選んで、相手は藤沢周平か、朝井まかてか、山本一力かとドキドキしながら控え室にいきました。

そしたら、な、なんと、『時の石』! 日本児童文学者協会、元理事長の那須正幹さんの名作です。

そして、その絵はわたしが何度も絵をかいてもらったことのある、岡本順さんのもの。
うわー、なんかなつかしいと思いました。

というのも、わたしは那須さんの山口県、防府の家まで遊びにいったことがあるのです。会報部の仲間で。
フグを食べに行って、防府のスナックにも行きました。お忙しいと思うのに、半日、相手もしてくれました。

また、わたしな理事なので、那須さんが理事長だった頃は毎月のようにお会いできて、飲みにもいきました。
そんな縁で、那須さんの色紙ももっています。「うそつきは作家の始まり」って達筆で書いてあるんですよ。

今回の相手の新聞社に勤める岡野くん、ズッコケ三人組から那須さんのファンになり、ずっと好きなんだとか。
『ぼくらは海に』『屋根裏の遠い旅』なども好きだとか。
「那須先生の想像力のひろがりはすばらしい」といっていました。

わたしは1994年というずいぶん前の児童書を、こんなに好きでいてくれたそのことに感動!
児童書ってピュアで心の根っこをつくる時期に読むからでしょうか、妙に心にのこり忘れられないことがあるんですよね。
「時の石」は岡野くんにこんなに大事に思ってもらって幸せな本だと思いました。

そして、岡野くんのプレゼンもSFであるところも協調して、さりげないけど熱のこもったなかなかの話しぶりでした。
いっておきますが、わたしのラジオもけっして、悪くなかったんですよ。ホントに。

15日まで聞けます。聞いてみてください。NHKジャーナル こちらから

ビブリオバトルでたくさんの友だちができたと、にこにこしながら話してくれました。
バトルだけど友だちができるって、ふしぎですが、ほんとうのようです。
今回のラジオの対戦で出会ったかた、みんなそういっていましたから。