ナンセンスがとくいな作家村上しいこが、すごいYAを書きました。最後の三分の一は、涙、涙。読んだあと、この作品世界の圧倒されて、ぼうっとして、わたしは買ったものを忘れてしまって、取りにお店にもどったくらいです。

短歌甲子園をめざす女のこの話なんですが、それだけではありません。友情、うらぎり、友を思う気持ちと友をうとましく思う気持ち、さまざまな気持ちが組み合わさって、重層な作品になっています。言葉というもの、思いの根幹をどう言葉にのせればいいのかということ、自分の表現のしかた、さまざまな示唆にとんでいます。
57577にのせて表現する宇宙のように無限でつかみどころのない、短歌の世界……。
また、負ける、負けたくない、そんな気持ちとの向き合い方も。
圧巻は短歌甲子園の場面。
タイトルの『うたうとは小さないのち ひろいあげ』が、とてもいい役割をはたしています。本当は、もっと書きたいのですが、ネタばれをしてしまうので、ここまでに。でも、たくさんの人に読んでほしいです。
ここにでてくる短歌、ひとつひとつが完成度が高くて、びっくり。わたしも少しだけ短歌をかじったことがあるので、これだけ書く大変さは理解できます。高校生らしい言葉選び、うまい先輩の短歌から、初心者のつくったものまで、作者はじょうずにかき分けています。
村上しいこの才能は、どこまで広いのでしょう。爽快にあざやかに、うちのめされました。
これはなにか賞をとるかも!て思いましたよ。
この本は会報部の親分、高橋秀雄さんがおしえてくれまいた。明日はその会報部。
神楽坂に行くついでに、最近オープンして話題のブックカフェ「かもめBOOKS」により道してから行こうと思います。今、ミロコマチコ展をやってるようです。プリントーストが評判だとか。

うちの庭のヤマボウシが今、満開です。6月はアジサイばかりが有名ですが、実は白い花の季節でもあります。

短歌甲子園をめざす女のこの話なんですが、それだけではありません。友情、うらぎり、友を思う気持ちと友をうとましく思う気持ち、さまざまな気持ちが組み合わさって、重層な作品になっています。言葉というもの、思いの根幹をどう言葉にのせればいいのかということ、自分の表現のしかた、さまざまな示唆にとんでいます。
57577にのせて表現する宇宙のように無限でつかみどころのない、短歌の世界……。
また、負ける、負けたくない、そんな気持ちとの向き合い方も。
圧巻は短歌甲子園の場面。
タイトルの『うたうとは小さないのち ひろいあげ』が、とてもいい役割をはたしています。本当は、もっと書きたいのですが、ネタばれをしてしまうので、ここまでに。でも、たくさんの人に読んでほしいです。
ここにでてくる短歌、ひとつひとつが完成度が高くて、びっくり。わたしも少しだけ短歌をかじったことがあるので、これだけ書く大変さは理解できます。高校生らしい言葉選び、うまい先輩の短歌から、初心者のつくったものまで、作者はじょうずにかき分けています。
村上しいこの才能は、どこまで広いのでしょう。爽快にあざやかに、うちのめされました。
これはなにか賞をとるかも!て思いましたよ。
この本は会報部の親分、高橋秀雄さんがおしえてくれまいた。明日はその会報部。
神楽坂に行くついでに、最近オープンして話題のブックカフェ「かもめBOOKS」により道してから行こうと思います。今、ミロコマチコ展をやってるようです。プリントーストが評判だとか。

うちの庭のヤマボウシが今、満開です。6月はアジサイばかりが有名ですが、実は白い花の季節でもあります。