赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

いま、ドイツの子どもの本は?

2011-04-24 07:17:20 | 日記
昨日は、ときおり雨がざーとふきつける中、上野の国際子ども図書館でおこなわれた「シリーズ、今、世界の子どもの本は?」 の「いま、ドイツの子どもの本は?」に行ってきました。
とても『すごい』会でした。100名の定員いっぱいの人が集まってました。
まず、酒寄進一さんの講演。
『ネシャン・サーガ』シリーズなど、長いドイツのファンタジーをたくさん訳している、翻訳家であり、大学教授です。

サンタクロースみたいな風貌で、大きな目で会場をにらみ、よくとおる声で、大変わかりやすく戦後から最近までのドイツの本の流れを話してくださいました。年代ごとのポイントにそって話してくれるので、大変短い時間でしたが、ドイツの本のことがよくわかりました。
ファンタジーとリアリズムをわけて話され、エンデの『モモ』がどのような社会状況の中生まれて、ヒットしたかなどがよくわかりました。



次に那須田さんが、ベルリンでおこなわれた、日本の本を紹介するイベントの報告がありました。スライドをまじえて、話されたので、興味深く聞けました。角野栄子さん、森絵都さんのスピーチも。みなさん、無償で盛り上げてくださっているというのですから、驚きです。

帰りには、懇親会もひらかれました。
上野のおいしい中華レストラン。
売れっ子作家、ベテラン実力作家の中、はじっこにすわっていたら、野上さん、令丈ヒロ子さんが話しにきてくださって、感激! 

そして、わかった事がひとつ。
『できる人は、歩く』です。
わたしの席の周りの人たちが、ものすごく忙しいのに、ウォーキングなど時間をさいていたのです。そういえば、那須会長もそんなことを話していました。
だから、あれだけ動けるのですね。
気づかい、話術、フットワークの軽さなどは、活躍する人の必需品?みたいですよ。
ほんと、腰痛もちを書けない理由にしてしまうわたしなんか、小さく小さくなるような会でした。けど、それでもとても楽しく有意義でした☆