JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

IC-7610は果たして?

2017-03-22 15:27:49 | 無線
 どんな仕様になり、価格は?と注目をしておりました
IC-7610の詳細が発表されました。
 価格はおそよ想像したとおりでした。
 仕様も昨年のハムフェアに初お目見えしたものとそれ
ほど驚くものはなかったようです。
 5月には発売と言うことですから、今以上に大きな仕様
変更はないと思います。
 サブRXのダイヤル、IF出力は実現しないようです。
-追記:IF段がないから出力できないかも、I/Q信号を出
してくれれば別の楽しみがあるかも。
 結構売れているらしいIC-7300に受信部をもうひとつ詰
め込んで、LCDをすこし大きいサイズにしただけの感じと
いうと言いすぎでしょうか。そう思うといささか期待は
ずれです。

 先日仕入れたオモチャRSP2で午前中40mのSSBを聞いて
おりました。

 いい音で聞こえます。IC7610のうりのひとつがバンドス
コープの表示の速さということらしいですが、PCの大きな
画面で描写されるバンドスコープと比べると問題にならな
いでしょう。

 SDRのラジオは最近は日進月歩、毎日はオーバーでしょ
うが新製品が出てきております。
 今日見つけたのがSDR DX Patrolと言うでもの。



 なんとPCに変わりにスマホでも聞こうというもの。
 広帯域の受信機ですから、HAMのみが相手ではないから
使い方、用途はいろいろでしょう。

 JAのメーカーはどうしてもスタンドアロンな機器を作る
のが得意なのでしょう。これまではその恩恵にあずかって
きましたが、これから先は2~3万円で買えるSDR受信部と
PCで好きなような受信部が楽しめ、送信部は手持ちの古く
なったかもしれないトランシーバーの送信部を使ってトラ
ンシーブ操作をすれば、新しいトランシーバーを購入する
ことなく、楽しむというのも選択肢になってくるかもと思
ったりします。
 Omnirigとなどソフトを使えば、いまどき売られている
メーカーのトランしバーと周波数のやり取りは簡単にでき
そうです。
 送信部は今のところ用途がHAMに限られていますから、
新しいSDR受信機に当たるものはものは出現していないよ
うです。
ですから昔のアナログのトランシーバーで十分でしょう。
 
 そうなると果たして30万円を掛けてIC-7610を買う必要が
あるのだろうかと自問してしまいます。

 2バンド受信できると言ううたい文句も見ますが、SDRで
は4バンドとか8バンド受信できると言うのもざらです。

 移動運用などでは一体型のトランシーバーが便利ですが、
自宅で使う分には性能のいいPCとサウンドカードとSDRで
受信部は安く、いろんなバリエーションが楽しめる時代にな
ってきたと思います。


  
 
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1 コメント

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亀レスですが (名無し)
2017-08-01 11:25:44
見方は人それぞれで否定するつもりはありませんが、どうやら少し誤解されているようです。
スタンドアロン機でも、SDRに特化させたCPU+DSPを内蔵させた代表的国産機が IC-7300、IC-7610 で、これらも立派なSDR無線機です。

PC+SDR について:
PCは全く無線に必要ない多数のタスクも同時実行されていて、無駄と不安定要素が専用機に比べて絶対的に多いという認識が必要です。
この状況下でCPU能力に依存するというSDRの避けられない面がありますから、無線に特化したものと比べると性能はどうしても落ちるのです。
・専用ハードでDSP
・ソフト(他に関係ないタスクも実行)でDSP
どちらが基本性能が高いかは一目瞭然です。
PCの処理能力が許せば、容量を生かして色々な事ができるというだけです。
これは無線機として高性能という事ではありません。

スタンドアロンかどうかではなく、どういう構成で動作しているかが重要です。
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