JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

映画「永遠の零(ゼロ)」

2014-01-29 11:12:53 | 日記
 昨夜は映画「永遠の零(ゼロ)」のレイトショウを
鑑賞してきました。
 先月封切の二日目に博多で一度見ています。
 同じ映画を2度見ると結構見忘れていたことが分りま
す。
 原作を読んでいますから、あの長い小説をどのよう
に脚本しているかも興味があります。
 なるほどこういう風に映画化したのかと納得すると
ころも多々あり良くできた映画でした。
 小説で著者の百田尚樹さんが一番訴えたかったと思
う部分が全く取り上げられていないのが不満でしたが、
やはり製作グループに新聞社がいくつか名を連ねてい
るから止む終えないと理解しました。

 その部分というのは新聞記者と特攻の生き残りの元
海軍中尉の武田貴則が言い争う部分です。
 小説では一番面白いところでした。
 その部分の最後を抜粋すると

”戦後、文化人やインテリの多くが、戦前の日本人の多
くが天皇を神様だと信じていたと書いた。馬鹿げた論だ。
そんな人間はだれもいない。軍部の実権をにぎっていた
青年将校たちでさえそんなことは信じていなかっただろ
う。何度も言うが、日本人をあんなふうな国にしてしま
ったのは、新聞記者たちだ。
 戦前、新聞は大本営発表をそのまま流し、毎日、戦意
高揚記事を書きまくった。戦後、日本をアメリカのGHQが
支配すると、今度はGHQの命ずるままに、民主主義万歳の
記事を書きまくり、戦前の日本がいかに愚かな国であっ
たかを書きまくった。まるで国民全部が無知蒙昧だった
かという書き方だった。自分こそが正義と信じ、民衆を
見下す態度は吐き気がする”  抜粋ここまで
 
 今も新聞やTVの報道機関の態度は全く変わっていない
と毎日のように感じております。
 日本人の最大の特徴であり、短所である「不和雷同」
をついて大衆を洗脳していくマスコミに怒りを感じる毎
日にこの文章を読んでわが意を得たりと思いました。
 立ち止まって、冷静に物事を判断する力。 いかに大
事なことで、いかに難しいことか、「永遠の零」という
小説を読み、映画を見て有史以来、日本人を振り回し、
なかんずく世界を振り回す「付和雷同」について、各自
考えてみることも決して無駄ではないと思います。
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1 コメント

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報道倫理 (je6kgq)
2014-01-30 23:15:23
かつてのロス疑惑の三浦和義さんにしろ、カレー事件の林真須美死刑囚にしろ、報道が過熱しすぎて、悪役の俳優さんと化してる一方、山口組三代目組長の田岡組長の件の犯人さんは懲役終えて、今やキリスト教伝道師でいるそうな!
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