JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

書家 金澤翔子と母親

2017-02-09 21:26:53 | 日記
 夕方からJR大分駅近くの未だ新しい大分市の施設
ホルトホール大分で催さた「金澤翔子 席上揮毫と
金澤泰子 講演会」に出かけました。
 金澤翔子さんはNHKの大河ドラマ「平清盛」のタ
イトル文字で有名になったダウン症の天才書家です。

 舞台で横2.5m縦90cmほどの紙に「平和に祈り」
と豪快に書かれた文字を後でじっくりと見ました。
 なにか心にジンとくる書でした。

 お母さんの泰子さんが1時間ちょっとの講演。
生まれたときの喜び、42歳の高齢者出産だったそうです。
 待ちに待って授かったわが子、しかし50数日目で聞
かされたダウン症の宣告。
 それから20歳になるまでの子育ての苦労。ご主人の
突然の心臓発作による死。障がい児を育てる苦労話。
 嫁入りと思って豪華に開いたはじめての個展が評判。
 非常に感動的な話でした。

 お母さんから見たダウン症の翔子さん 彼女にとって
この世は本当にすばらしいところだそうです。
 もちろん知恵遅れで1+1=2も理解していないし、
育つ過程で試験などまったく縁がなく、一方的に彼氏を
好きになる。まさに天真爛漫なんですね。
 一時期はマイケル・ジャクソンが好きになり結婚もし
ていたらしい。
 講演の最後にはマイケルの踊りを披露して拍手を浴び
ていました。
 翔子さんは30歳から一人暮らしをしているそうで、
近くに住む泰子さんのところには自分からは来たことが
ないとのこと。

 ダウン症の人は染色体がひとつ多い。それがもしかし
たら翔子さんになにかを与えているのかもしれないと言
われていましたが、神のさせる業なのか、書家は数多く
いるでしょうが、人に感動を与える文字が書け、その字
を見た人が涙を流す書家は少ないでしょう。

 なんだか心がホッコリするいい話が聞けました。
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