足フェチ

　映画の周防正行監督が以前、テレビのインタビュー番組で、自分は”足フェチ”
であると言っていたのを聞きました。
　その時、自分も足フェチではないかと思いました。いつの頃から女性の足が気
になりだしたかは、はっきりしませんが、それほど若い時ではなく、たぶん還暦
を過ぎてからだったように思います。
　この世の中、男と女しかいません。となればどうしても男の目は女性を対象物
として見てしまいます。何事かとジェンダーを唱える方からは冷たい目で見られ
るかもしれません。最近はLGBTが問題になる男女間ではありますが、八十路を
過ぎた年寄りのたわごととみてもらえればありがたいです。
　もちろん美形の顔を眺めるのは楽しく、心ときめくものです。神様が与えてく
れた男性の特権でしょう。ハリウッド映画の美人女優の顔を眺めるのも癒されま
す。最近のテレビ番組はめっきり歌番組が少なくなっておりますが、たまにある
歌番組に少女のグループが画面所狭しと踊りながら歌うのを見ることがあります。
　少女たちの足の格好は多くはO脚気味なのです。
　私が理想とする足は、立った時自然に両方の膝がくっつき、真っすぐにくるぶ
しまで足が伸び、ももの間に隙間がないのがいいです。
　一度O脚で育つと修正はなかなか難かしいらしい。テレビで見る機会の多い人
種のるつぼのアメリカの女性はどちらかといえばX脚気味ですが、ひざ下が真っ
すぐな、きれいな足の女性が多いように思います。
　やはり正座という風習がない椅子の生活習慣が長く続いているDNAがなせるこ
となんでしょうか。
　NHKのテレビ体操に出演している女性は健康的で素晴らしい美脚だと思います。
　一番きれいだと思う女性は、ホンダのテレビコマーシャルに紺色のスーツで
出演出演しているモデルさんの足でしょう。ネットで調べたら新川優愛という
モデルさんとわかりました。スカートからまっすぐ伸びる長そうな足の形が素晴
らしい。そのほか小池栄子さんもきれいな足の持ち主です。
　最近はあまりテレビでは姿を見ることが少なくなりましたが、何とか坂道とか
いう少女たちが口を動かして、キャー、キャー歌っている歌詞はよく聞き取れな
いのですが、歌はそっちのけで、足ばかりが気になっている自分がテレビの前に
いるのが哀れと感じます。