ソフトボール 不確実性の争い

　朝から晴れ上がり、夏空いっぱいです。
　昨夜は五輪のソフトボールをTV観戦でした。
　因縁の日米対決。日本が１３年ぶりの優勝でした。
　上野投手は１３年前にも投げているのです。ものすごい投手寿命です。
　金メダルおめでとう。
　
　TVで野手の選手のインタビュー番組で答えているのを聞いたことがあるのです
が、　野球と違って、投手までの距離が近く、あのスピードで投げられると、
来たボールを狙って打つなんてことはできないと言っていました。
　だから、ほぼ山を張ってバットを振るだけで、バットへの当たり所が良ければ、
ホームランになるし、ヒットにもつながると。

　一方、上野選手がやはりTVインタビューに答えて、長い間投げていて、失敗も
多く経験した。それとともに、バッターがどこを狙っているかがわかるように
なってきた。そこを外して投げれば打たれないと。

　二人の話を聞くと、投手もバッターもお互い当たるも八卦当たらぬも八卦的、
そこには確実性というものはない感じです。
　そうは言っても、見ていると投手は打ち辛いところを狙って投げているように
見えるし、ボールに変化も与えています。
　若いころは素人ソフトボールを楽しみましたが、バットの芯にあたると、力を
入れなくても、遠くまで飛んでいきました。
　しかし所詮ど素人の投げるゆっくりなボールです。上野選手の投げるボールは
プロ野球の選手でも容易には打てないと聞きました。とにかく来たボールを狙っ
て打つなんて時間的に無理だそうです。
　このあたりがソフトボールの面白さなんでしょうが、今回の東京五輪のあと
いつ再びソフトボールが種目として採用されるかも不確実なことです。
　限られた国でしかソフトボールが楽しまれていないので、それも仕方ないこと
でしょうが、１３年ぶりに東京大会で試合が行われて、本当に良かったです。
　日米の生き詰まる接戦は最後まで続きましたが、試合後双方の監督がハグを
してお互いの健闘を称えあう姿は、本当に良かったです。お互い良きライバル
だったのでしょう。
　
　サーフィンの試合も始めてみました。それにしても台風８号がいいタイミング
でお気を通ってくれたものです。そのおかげで素晴らしい波が押し寄せていまし
た。
　決勝戦を見ておりましたが、優勝したブラジルの選手はうまく波をつかんで、
素晴らしい波乗りを披露してくれました。素人の私でも健闘した日本人選手との
差はよくわかりました。
　もしあのタイミングで台風が通過していなければ、あの大きな波はなかったの
でしょう。これも自然のプレゼントなのですね。