JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

2011年当時のWSJT

2021-07-02 20:28:24 | FT8
 早朝にが雨が上がり、日中は曇り空の一日でした。
 
 6mはEUが開けるかとワッチしておりましたが、北欧のLYが見えておりました
が、交信済みの局ばかりで、モニターを眺めるだけでした。中東の9K、7Zなども
見えておりました。パラリ、パラリと見える程度でさえない伝搬でした。
夕方珍しくKL7HBKが6mFT8 でJAを相手にしておりました。

 今日、昔からの友人からメイルが届きました。
 何事かと思いましたが、近況をつづっていたのですが、むかし2011年ごろ
ローカルでWSJTを1200Mhzで運用した苦労話が資料添付されておりました。
 今のICOMのIC-9700でも1200MhzでFT8を運用すると、QRH問題が取りざ
たされるようですが、2011年ごろはIC-910とか911を使っていたようで、
やはり周波数の安定が問題だったようです。
 1200MhzでEMEでの交信時のモニターのスクリーンコピーも添付されており
ました。
 先人たちはいろいろ試行錯誤してJT65に挑戦されていたのです。

 ハムワールドの2020年3月号に「FT8の入門」という記事を書きました時に
デジタル通信の歴史的なことも書いたのですが、今でこそFT8でデジタル通信
が広く知られるようになったのですが、WSJTの歴史は古く、EMEをやってい
た局の間では2004年ごろにはJT65が使われていたのです。

 もうFT8が誕生して、丸4年が過ぎようとしております。
 わたしは2015年にJT65の運用をHFで始めました。
 その前年、丸1年かけてARRLがW1AWを全米50州で二回り運用をしたので
すが、ARRL発行のTriple Playというアワードを完成するチャンスと1年間に
わたりW1AWを追いかけたのでした。
 1年終わってみて、デジタルモードでDE州のみができなかったのです。
 そこで翌年になって考えたのが、RTTYよりJT65を使うのが一番チャンスが
あるのではないかと考え、電波形式の変更申請をしてみました。
 その効果ははやく、4月にはDEをJT65で交信できたのでした。
 ちょうどサイクル24の下り坂でしたので、そのままJT65を楽しんでおりま
した。
 2017年にそれまでの交信途中で寝てしまいそうなJT65から、いきなり交信
時間が15秒のFT8が発表され、すぐに変更申請を提出しました。
 2017年7月20日にKH6OOとの交信がFT8の最初でした。
 それ以降はもうFT8での交信ばかりがlogされております。

 ようやくサイクル25も順調にSSNも上昇し、HFのコンディションも戻りつ
つありますが、はたしてまたSSBやCWでの交信が元のように盛んになるか、
はたまたこのままFT8での交信が多く続けられるのか、楽しみに見ていきたい
です。
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