伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2019/08/02

2019-08-02 07:45:07 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 50:1-6

ヨセフは父の顔に伏して泣き、口づけした。 そしてヨセフは彼のしもべである医者たちに、父に薬を塗ることを命じたので、医者たちはイスラエルに薬を塗った。 このために四十日を費した。薬を塗るにはこれほどの日数を要するのである。エジプトびとは七十日の間、彼のために泣いた。 彼のために泣く日が過ぎて、ヨセフはパロの家の者に言った、「今もしわたしがあなたがたの前に恵みを得るなら、どうかパロに伝えてください。 『わたしの父はわたしに誓わせて言いました「わたしはやがて死にます。カナンの地に、わたしが掘って置いた墓に葬ってください」。それで、どうかわたしを上って行かせ、父を葬らせてください。そうすれば、わたしはまた帰ってきます』」。 パロは言った、「あなたの父があなたに誓わせたように上って行って彼を葬りなさい」。

父ヤコブの死を見届けたヨセフは泣き悲しみ、40日も費やして亡骸に薬を塗って丁重に葬りの準備をしました。これは歴代エジプト国王のミイラと同等の扱いです。そしてヨセフの父ヤコブの死は、エジプト全国の悲しみとなり、70日間も喪に服しました。エジプトを大飢饉から救ったヨセフの功績は国中に広く知られ、いかに慕われていたかがわかります。そしてヨセフはエジプト王に父の遺言を伝え、カナンの地に埋葬に向かう許可を求めると、王は快諾しました。ここでエジプト王が自らカナンの地に「上って行って」と答えています。この上り下りという表現は、地理の方位的な意味ではなく、首都や国の中心地などに向かう意味で用いられる言葉です。すなわちエジプトの首都に住んでいた王が、カナンの地をエジプトの首都よりも上位の地、霊的・信仰的に尊い地と認めているのです。これはヤコブと面会したときに祝福を受けた王が、その祝福をまことの神から受けたものとして重要視していたと思われます。常日頃から神を証し、神と人とに忠実に仕える態度、神の祝福を分かち合う信仰の姿勢が、周囲の人々によい影響を与えて、全地がまことの神をあがめることができるならば、私たちの信仰生活は本物です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.50.1-6.ja1955

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創世記 50:7-14

そこでヨセフは父を葬るために上って行った。彼と共に上った者はパロのもろもろの家来たち、パロの家の長老たち、エジプトの国のもろもろの長老たち、 ヨセフの全家とその兄弟たち及びその父の家族であった。ただ子供と羊と牛はゴセンの地に残した。 また戦車と騎兵も彼と共に上ったので、その行列はたいそう盛んであった。 彼らはヨルダンの向こうのアタデの打ち場に行き着いて、そこで大いに嘆き、非常に悲しんだ。そしてヨセフは七日の間父のために嘆いた。 その地の住民、カナンびとがアタデの打ち場の嘆きを見て、「これはエジプトびとの大いなる嘆きだ」と言ったので、その所の名はアベル・ミツライムと呼ばれた。これはヨルダンの向こうにある。 ヤコブの子らは命じられたようにヤコブにおこなった。 すなわちその子らは彼をカナンの地へ運んで行って、マクペラの畑のほら穴に葬った。このほら穴はマムレの東にあって、アブラハムがヘテびとエフロンから畑と共に買って、所有の墓地としたものである。 ヨセフは父を葬った後、その兄弟たち及びすべて父を葬るために一緒に上った者と共にエジプトに帰った。

エジプト王の許諾を得て、ヨセフは父ヤコブの遺言に従い、その亡骸を携えてカナンの地、マクペラの洞穴にあるアブラハム家の墓に向かいました。その葬列にはイスラエル一族のみならず、エジプト王の家来たち、王家の長老、エジプト全国の各部族の長老たち、軍隊までもが参列する、エジプト全土を挙げた国葬と同等の扱いでした。この葬列を見たカナンの人々は、エジプトの大いなる嘆きだと噂するほど、壮大なスケールでした。これもすべてヨセフの人望によるもの、ひいてはヨセフの信じるまことの神の栄光があがめられることとなりました。ヨセフと兄弟たちは父ヤコブの遺言通り亡骸を墓に葬り、エジプトに戻りました。このようにしてヤコブは天に帰り、神の民に加えられました。イスラエル一族がエジプトに寄留していたように、私たちが今住んでいる地上の生涯は、やがて永遠の天に帰るまでの一時的な寄留地に過ぎません。私たちが帰る場所は永遠の天、私たちは天に国籍を持つ者であり、神の民としての自覚を忘れてはなりません。

https://www.bible.com/bible/81/gen.50.7-14.ja1955

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創世記 50:15-21

ヨセフの兄弟たちは父の死んだのを見て言った、「ヨセフはことによるとわれわれを憎んで、われわれが彼にしたすべての悪に、仕返しするに違いない」。 そこで彼らはことづけしてヨセフに言った、「あなたの父は死ぬ前に命じて言われました、 『おまえたちはヨセフに言いなさい、「あなたの兄弟たちはあなたに悪をおこなったが、どうかそのとがと罪をゆるしてやってください」』。今どうかあなたの父の神に仕えるしもべらのとがをゆるしてください」。ヨセフはこの言葉を聞いて泣いた。 やがて兄弟たちもきて、彼の前に伏して言った、「このとおり、わたしたちはあなたのしもべです」。 ヨセフは彼らに言った、「恐れることはいりません。わたしが神に代ることができましょうか。 あなたがたはわたしに対して悪をたくらんだが、神はそれを良きに変らせて、今日のように多くの民の命を救おうと計らわれました。 それゆえ恐れることはいりません。わたしはあなたがたとあなたがたの子供たちを養いましょう」。彼は彼らを慰めて、親切に語った。

父ヤコブの死を見届けた兄弟たちは、もしかしたらヨセフが過去の仕打ちを恨んでいて、父亡き後、自分たちに仕返しをするのではないかと恐れました。そのことを聞いたヨセフは泣いて悲しみ、兄弟たちの前に立って、自分には過去の恨みの念などひとかけらもないことを告げ、そして神は悪をも良きに変えてくださるお方であり、イスラエル一族を救うために紙は先に自分をエジプトに遣わしたのだと、彼らに神の御心を告げ知らせ、また安心させました。ヨセフの良い点は、過去の禍根を未来に残さないこと、良いことも悪いこともすべてのことをありのまま受け入れて神に委ねるならば、神は必ず最善を行ってくださるとの確信に満ちた、プラス思考の持ち主であったことです。私たち人間はなかなか忘れることのできないものです。しかし自分にとって悪かったこと、悲しいこと、到底忘れられない負の感情を忘れることは、神の最善を導き出す最大の秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.50.15-21.ja1955

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創世記 50:22-26

このようにしてヨセフは父の家族と共にエジプトに住んだ。そしてヨセフは百十年生きながらえた。 ヨセフはエフライムの三代の子孫を見た。マナセの子マキルの子らも生れてヨセフのひざの上に置かれた。 ヨセフは兄弟たちに言った、「わたしはやがて死にます。神は必ずあなたがたを顧みて、この国から連れ出し、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地に導き上られるでしょう」。 さらにヨセフは、「神は必ずあなたがたを顧みられる。その時、あなたがたはわたしの骨をここから携え上りなさい」と言ってイスラエルの子らに誓わせた。 こうしてヨセフは百十歳で死んだ。彼らはこれに薬を塗り、棺に納めて、エジプトに置いた。

父ヤコブを天に送ったヨセフもやがて年老い、エフライムから生まれた孫を3代にわたって見ることとなり、さいわいな晩年を過ごしました。死期が近付いたことを悟ったヨセフは、今住んでいるエジプトの地は寄留地であり、必ず再び神がアブラハム、イサク、ヤコブに与えると約束された地に帰るであろうとの神のご計画を兄弟たちとイスラエル一族に預言し、そのときには自分の亡骸を父ヤコブと同じ墓に葬るようにと託しました。そうしてヨセフは110歳の生涯を終え、天の父の元に帰りました。イスラエル一族はヨセフの亡骸をミイラにし、棺に収めて、やがて430年後にモーセによって出エジプトを果たすときまで、エジプトの地に保管しました。私たちもヨセフのように、やがて永遠の天に凱旋する日を夢見つつ、この地上の生涯を神の御心に従って走破する者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/gen.50.22-26.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/02

2019-08-02 05:20:58 | 今日の聖句
フィリピの信徒への手紙 4:9 新共同訳

わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神はあなたがたと共におられます。

どれほど良いお話を聞いても、正しい教えを学んでも、行動に移さなければ何の意味も価値もありません。真理の御言葉から正しく学び、自らの日々の生活の中で実践し、周囲の人々に神の愛と義を証して、神に喜ばれる信仰生活を送る私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/php.4.9.新共同訳
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