一般ピーポーなもので、大晦日と言えど、フツーの話題でスイマセン。
今年最後の〆映画に選んだのは、1949年製作イギリス映画「第三の男」
名作だ、名作だといわれ続けてはや70年弱。もはや伝説なんじゃ??ホントにこの映画、存在してるのかしら???と思うほど。ちゃんと存在してました。
キネマ旬報が選ぶ「映画人が選ぶオールタイムベスト100 外国映画編」で、堂々第1位の2連覇。
ポスターにも「映画史上ベストワンの名作」と、うたってあるし。
そんなに長い期間リスペクトされている作品なら、いつか見てみたいじゃないか、と長年思っていました。そして、やっと見れました。よりによってこんな年末に。大掃除はどーした??? (映画COM.より)
この映画での名セリフとされているのが、「鳩時計」のセリフ。
粗悪な薬の密売人ハリー・ライム役のオーソン・ウェルズが、「悪事は時として美や徳を生むが、善行ではたいしたものを生み出さない」みたいなことを言って開き直るのですが・・・・その例として、「永世中立国スイスの平和主義がもたらしたのは、鳩時計だけ」と断じる。ちょちよちょ。
これ、スイス国民が聞いて怒んなかったの???
影や闇のシーンがすごく鮮やかなのは、白黒映画だからでしょうか。カラーだったら、ぼんやりしたかも。
闇に潜む男の靴や、地下の下水溝の蓋から、地上に伸びる指とか、細部がハッとする印象的な映画でした。
超有名なラストシーン。待っている男の手を取れば、幸せになれるのに、チラリとも見ずにカツカツと去っていくヒロインの孤高の姿のカメラ長まわし。かっこいい。
2016年、最後に見た映画。20世紀を代表する名作、21世紀になったけど、死ぬ前に見といてよかったわ~。
〆映画にはベストチョイスですねぇ~
白黒映像、盛り上げる音楽そしてストーリーと三拍子揃ってますよね!
っと、つい興奮してしまいました(笑)
来年も素敵な映画に出会えますよに♪
白黒だからこその、映像美。とても印象的な映画でした。
オーソン・ウエルズの存在感が、すごいですね。
美男子じゃないのに、悪ぶりがなんとも魅力的で。