仕事帰りにサロンシネマで「ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやってきた」というドキュメンタリー映画を、見てきました。
映画COMより)
この映画の原題は、「ANTS ON A SHRIMP」直訳すると、海老の上の蟻。
なんと、この前菜は、マリネした海老の上に、生きた蟻入りの塩が均等にふりかけられております。
ノーマとは、天才シェフ レネ・ゼレピ率いる北欧のレストラン。世界一のレストンに4度輝き、いま世界一予約が取りにくい、とも言われているそう。
お店は、倉庫を改造した簡素な建物で、わりと気取らないお店みたい。 スタッフのほとんどがタトゥー入れてるし。
そのカリスマシェフが、北欧の本店を休業してまで、スタッフ総勢77人を引き連れ、東京にやってきた。ノーマの1カ月限定のレストランを日本でオープンするため。
予約は一瞬で埋まり、キャンセル待ちが65,000人いたとか・・・ゼッタイ、順番来ないだろう。
そのノーマ日本進出の裏側に密着したドキュメンタリー映画です。
世界一と言われる料理を、ちょっと覗いてみたいと、食いしん坊気分で見ていたら、シェフたちの新メニューの開発や食材探しが、まあ、大変なこと、大変なこと。
料理に魅入られたシェフたちが、アイデアとセンスを研ぎ澄ましていく姿は、鬼気迫りますが、料理への熱い情熱が伝わってきます。
ひたすら完成度を高めていく、なんかもう哲学的で、圧倒されました。
2時間の上映の最後の最後に、一瞬、料理が映し出されるのですが、見たことも無い独創的な宝石のようなお皿の数々。これなら海老の上の蟻だって食べるわ、ってくらい超キレイ。
食材は、全部日本産でそろえたそうですが、世界一のシェフのおめがねにかなった玉子は、広島産でアキタという業者さんでした。アキタさん、もっとアピールしていいんじゃね?
ちなみに蟻は、長野産ですって(笑)