Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

ひとつ星ランチ@ひと志

2015-06-24 | そとごはん

広島ブログ 
いつか行ってみたい、と思っていたお店に、両親と一緒に出掛けました。
父の日、母の日、誕生日、快気祝い、とまあもろもろな感じ。
理由はなんでも良いのですが、最近は、おいしい和食をごちそうすることに決めています。

去年は、一緒に京都へ足を伸ばして割烹、その前は大手町の「つるま」。で、今回は、ミシュランひとつ☆の寿司店「ひと志」です。

なにしろ、3人分の出費なので・・・・ここはお昼でご勘弁。
ランチは2種類のコースのみ。高齢の両親をあと、何回ご馳走食べに連れて行ってあげれるだろうか、と思うと、お高い方のコースに。
・・・・・・とはいえ、うちの両親、ピンピンしてるから、スペシャルなご馳走するのも、あと、1回や2回じゃ済まないと思う。なにせ、父は、78歳の時に78でゴルフを回るようなスーパー爺さんなので、私より長生きしそうです。実際、私より歩くの速いし、さ。

さすが、ミシュラン星付き。店内、とっても清潔、静謐で、ちょっと写真を撮るのをはばかられる雰囲気なので、せっかくのご馳走ですが、画像はあまり無い・・・・・
エントランスは、箱庭のようで、盆栽や苔玉やら、打ち水された石畳みが清々しい。なんか、本格的な匂いがしてきたぞ。
               

最初に、とり貝の酢味噌和えが出て、お寿司のひと皿め。イカ、クルマ海老、ひらめ、マグロ。真ん中には小さな海鮮丼。
廻らないお寿司には、ご縁が薄くて、お寿司を語るためのボキャブラリーが乏しいワタクシですが、こういうのを『仕事がしてある』って言うんでしょうね。


写真がピンボケ過ぎて、美味しさを、表現できていないけど・・・・・鯛の昆布〆の押しずし、生のとり貝、穴子に玉子。それぞれ食感の違いがあって、アクセントが効いてる。
玉子の焦げも美しく、ほの甘くて、ちょっと泣きたくなる味でした。

海老の殻の素揚げは、海老塩またはレモン塩で。ぱりんぱりんの揚げ具合もグッジョブだけど、この丸っとした姿かたちのままで、海老のヒゲ1本もピンと、計算されてる気がします。
このあと、赤だしと、最後のお寿司は、広島菜で巻いた山芋の巻きずし。そして、糠漬けは、ぬかの香りが際立つ絶品でした。

デザートは、わらび餅みたいなの。
ガラスの皿に、この余白に、この立体。造形美がすばらしい。ミシュランの星は、やっぱりだてじゃないですね。おそれいりました

ヘルプの板前さんはいるのでしょうが、厨房奥に隠れているのか・・・・・??カウンターには大将ひとりだけ。下駄の音を鳴らしてキビギヒ動く、大将のオンステージみたいな空間でした。

それに、なんたって、器がどれもこれも、しみじみ美しくて。
お味・雰囲気・接客。どれをとっても、頭ひとつ抜き出てる感じ。ミシュランひとつ星、さすがです。
このクオリティで、この価格というのは、コスパも、ものすごく良いです。
両親をご馳走するのに、ベストなお店だった、と自分のチョイスをほめたいくらい。

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