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社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

桜のたより

2016-04-11 07:06:33 | 日記

テレビでは各地から桜の満開が伝えら
れている。
しかし、釧路では・・・

 静寂な市内の桜の木(4月9日)

緑もなく、春の気配はごくわずか。
・・・と見えるが、道路沿いなどでは
「メヒシバ」が勢いづきはじめている。

メヒシバは雑草の女王ともいわれ、刈っ
ても、抜いても、執拗に生えてくる。

地下の茎が横にどんどん伸びて、節をつ
くったところから上に伸びて範囲を広げ
ていく。抜くと地価の茎が縦横に伸びて
いることがわかる。

与党政権による野党分断や個別攻撃がす
さまじい。
しかし、ここまで庶民の暮らしや生業を
壊され、格差拡大が沸点に達しつつある
なか、動きははじまっている。
そのうえ憲法まで無視され続けている。
立憲主義の破壊だ。

メヒシバ(目日芝)のように、踏まれて
も、抜かれても、広がっていく強さが、
市民運動のなかにひろがっている。
ネットが「茎」の役割をはたしつつある。

個人の成長。
自らの判断で動きはじめている。
スタンド・アローン・コンプレックス。

与党の腐敗もいよいよ明らかになりつつ
ある。TPPで巨額な利権を手に入れよう
としている多国籍大企業。そのために狂
奔していた甘利もと大臣が、あっせん利
得処罰法違反の疑いで強制捜査がはじま
った。

北海道5区の衆院補欠選の告示が、明日
12日だ。

自民・公明、その補完勢力(新党大地)
を追いつめる壮大な幕が開ける。

日本共産党は第5回中央委員会総会を開
いた。報告は2時間。
ぜひ一度見ていただきたい。こちら→

 


続きー選挙公報も!

2016-04-09 07:18:11 | 日記

・・・続き
TPP断固反対といったことは1回もな
い。安倍首相の国会での答弁だ。

ポスターに続いて、選挙公報にも、
「4、私たちの暮らしを脅かす『TPP』
を断固阻止する」
「食の安全、自給率の低下、医療、金
融、保険など、私たちの暮らしを脅か
しこの国の形を根本から変えてしまう
TPP交渉を断固阻止、国際交渉では『
聖域なき関税撤廃』を認めず、我が国
の立場をしっかりと主張し、重要品目
の関税等を堅持する」
(2012年総選挙での自民党の公報)

1、TPP断固反対
2、聖域が守られなければ断固反対
3、今でも断固反対、しかし対策を

こうした変遷をとげる政治家たちを、
どうみたらよいのか。

今は、自民党も含め「オール釧路」で
経済の地域循環を高める施策を模索し、
構築しはじめている。
これを破壊するのがTPPだ。

「今でも反対」とは何ごとか!
ならば、今国会での「批准」に反対す
るべきだ。国会で反対が過半数を占め
れば、TPPは成立しない。

そのことが問われている。

「拝跪」という言葉がある。
権力や財界・多国籍大企業にかしずく
政治家たちのなんと多いことか。


TPP断固反対と言ったことはない

2016-04-08 07:17:33 | 日記

TPPの国会審議がはじまった。
安倍首相はTPPの未来をあい変らず「バ
ラ色」に描
いている。

民進党の質問で、再び自民党のポスター
「ウソつかない TPP断固反対 ブレな
い」がとりあげられた。

これに対して安倍首相は「私自身はTPP
断固反対と言ったことはただの一回もな
い」と開きなおった。

驚きの発言だ。
安倍首相は、この自民党のポスター作製
のときの党総裁。安倍首相自身が大好き
な言葉「最高責任者」であった。

これほど無責任な「最高責任者」はない。

国民に知らせない。さらに国権の最高機
関である国会に提出できない「スミ塗り」
の文書はまさに政府のおごり、国権の最
高機関の上に、政府が存在している。
これも憲法違反だ。

TPP協定の英文テキストの分析は続いてい
る。
分析チームの報告書第4版(Ver.4)をぜ
ひ見ていただきたい。


たちあがる非正規労働者

2016-04-07 07:40:23 | 日記

新自由主義による経済政策は、安上がり
の人件費を求めて大量の非正規労働を生
み出している。

そのなかでの非人間的な扱いに対して、
敢然とたたかいを挑んだ人がいる。
人間として、引くに引けないぎりぎりの
思いであっただろう。

そのたたかいが、「女性のひろば」5月
号に掲載された。

池田和代さん
資生堂・アンフィニに勝利和解
  口紅1本にこめた熟練工の誇り

立上猫子さん
カフエ・ベローチェ裁判
  尊厳回復の勝利和解

中嶋祥子さん
職業訓練校講師31人の解雇撤回
 「夢を叶える場」守りたいから

カフェ・ベローチェ裁判では、
「4年ごとに人を使い捨てる」理由の一
つに「従業員が入れ替わって若返らない
と『鮮度』が落ちる」という評価基準が
あった。まったくもって驚きだ。完全に
「セクハラ」だ。

人を人と思わない経営者や管理者がなぜ
生まれるのか?
そこに「資本主義経済」の大きな矛盾が
ある。

人間的な経済・社会を求めて人はたちあ
がる。

ぜひ一読を。


TPP審議入り

2016-04-06 07:47:14 | 日記

真黒な墨塗りのペーパーを見て驚いた。
これで審議しろ、という方があまりに
も乱暴だ。

交渉した甘利元大臣は入院したままだ。

このままでは、安倍首相を信じろ、と
しかいえない議論の展開になる。

そもそもTPP協定文に、「聖域」や「
除外」という文言はない。
それどころか、すべて関税を撤廃する
というのがTPPである。

テキスト版第4版の、
124ページからTPP問題と中小企業
の課題と称して、吉田敬一(駒澤大学)
氏が述べている。
1.TPPを巡る議論の整理
(1)TPP参加で輸出は増えるのか?
(2)TPPは古典的なFTA(平等互
 恵の自由貿易)の拡大版ではない!
(3)地域経済と中小企業への影響
(4)ISDS条項(毒素条項)の問題
:Investor-State Dispute Settlem-
   -ent
(5)アメリカの本音を探る
2.TPPはグローバル循環型資本・
 市場原理主義の総決算
(1)多国籍業主導の主要産業の輸出は
 増えず、中小企業は更なる選別・
 駆逐過程へ
(2)内需関連産業の輸出志向型再編成
(3)グローバル循環推進による中小企
 業集積破壊促進の懸念

項目だけでもおよそのことがわかるの
ではないか。

安倍首相は、「国益」をさかんに述べ
るが、それを「多国籍大企業」と置き
換えてみると、非常によくわかる。

日本の「経済主権」を売り渡して、な
にが「国益」か。


TPP:地方経済と中小企業

2016-04-05 07:47:37 | 日記

TPPテキスト分析チームによる「Ver.4」
の中の地域経済、とりわけ中小企業に与え
る影響は計り知れない。

P125ページは東京都大田区の中小企業の
集積の実情を分析の対象にしている。

そして、
(3)地域経済と中小企業への影響
自治体独自の施策(リフォーム助成、低利
の制度融資)=外資の参入規制と見做される
可能性
政府調達・公共事業:これまではWTOに
従い、国と都道府県の大きな事業のみ海外に
も門戸
*国・自治体による中小企業支援は、外国企
業への「差別」と見做される可能性
⇒TPPでは市町村レベルまで入り、金額も
低下 ex.学校給食 日本の食文化も非関税障壁?
1.税金が入らない。
2.調達方式の翻訳費用+単一電子窓口(IT
化のシステム)投資。
3.言語も複数化?

などなど・・・

グローバル循環推進による中小企業集積破壊
促進の懸念

どうみても、地方経済の衰退をいっそう促進
するのがTPPである。

130ページからの、
論考 地域経済・地方自治体への影響
岡田知弘(京都大学・地域経済学)

は必見である。

自民・公明の地方議員は、安倍首相のイエス
マンと化しているのではないか?

釧根経済、北海道経済に大打撃を与える政策、
TPP断固反対の公約をかかげて、断固推進
の安倍首相に従う、これほど有権者への裏切
りはない。


丁寧な説明

2016-04-04 07:14:56 | 日記

安倍首相や自民・公明与党は、野党の
提出した「安保法制」(戦争法)の廃
止法案の審議をしないと決めた。

傲慢さもここまでくればあきれる。

昨年の9月19日の強行採決。
その後の世論調査でも、8割の国民が、
「説明が不十分」となった。
安倍首相も、さらに「丁寧な説明」を
していく「言葉」を述べているが、こ
れがまったくのうそであった。

極めつけは、今回の「廃止法案」への
態度である。「丁寧な説明」をする絶
好のチャンスであろう。
彼の言う「レッテル貼り」を取り除く
チャンスである。

しかし、まったくやる気がない。

国民の深刻な懸念などに対し、言葉で
取りつくろって、後はしらんぷり。
マスコミの報道も、それ以後はない。
(地方紙はけっこう奮闘している)

TPPもそうだ。

安倍首相から「丁寧な説明」はいまだ
にない。国会さえのりきれば良いと思
っている。

政府が署名しただけでは発行しない。
これから国会で議論して、批准をしな
ければ、何も決まったことにはならな
い。
協定文さえ、国会や国民の前に明らか
にしていない。
ところが、TPPはもう決まったかの
ごとく、ほぼダンマリ状態になってい
る。

これは社説等で「TPPは必要」とい
うマスコミ各社の姿勢が如実にあらわ
れている。

「ジャーナリズムの衰退」といわれる
所以である。

記者の奮闘を!

市民団体のTPPテキスト分析チーム
第4版が出された。こちら→

6ページの
1〕あらゆる農産物の関税を撤廃
 ―条約上「例外」は確保されていない

1.(a)「除外」「再協議」なし
 ―全品目が関税撤廃の対象

は、読むべきだ。


TPP「批准」阻止を!

2016-04-03 16:54:02 | 日記

3月19日に釧路市の国際交流センターで開催
さ れた「TPP学習講演会」の講師、内田聖
子 さんの録音をアップしました。53分です。
youtube なので5分割にしました。

 


画像は写真で、音声のみです。

内田聖子さんのグループは、5,500ページ
もの文書の翻訳、そして分析と大変な労力
を費やしています。

協定文からみえてくるものは?

ところで国会では、英文の8,400ページも
の協定全文の和約が2,400ページしかなさ
れていません。(3月末)

7割が英文のままです。これでどうして審
議できるのか?

政府の無責任さにはあきれてものがいえま
せん。

いよいよ4月5日から「批准」にむけて委
員会審議がはじまります。

いずれにしても、ISD条項など、あらゆ
る分野での日本の経済主権をアメリカに売
り渡すもの。

アメリカの大統領選挙でも、それぞれの候
補がTPP反対を主張しています。

あまりにも拙速なやり方を批判しなければ
なりません。

「批准」阻止にむけて、活発な議論を!!

TPPテキスト分析チームの報告集第4版
がだされた。Ver.4 はこちら→


最高指揮官という言葉が大好き!

2016-04-02 07:23:18 | 日記

防衛大学の卒業式での安倍首相の訓示は、
「最高指揮官」という言葉が5回も出て
くる。言葉に酔いしれているのではない
か。

北朝鮮、中国、テロなど危機感を煽って
いるのはいつものことだ。
笑ってしまうのは、100年前のロシアの
バルチック艦隊に勝った例を引き合いに
だしていることだ。

そして「私の片腕に」・・・

「戦争法」そして自民党憲法草案の姿が
見えてくる。

ここには日本国憲法の片りんすら見えて
こない。

「軍隊」を他国に送ることをなんとも思
っていない。

時代錯誤もはなはだしい。

うすら寒さを感じるのは私だけではない
であろう。

安倍首相の「訓示」はこちら→


値上げの4月

2016-04-01 07:18:20 | 日記

国民年金保険料が月額670円上がり、1万
6260円に、医療費も上がる。

これでは消費は増えないはずだ。

アベノミクスの唯一の指標の株価も「東証
前年度割れ」のニュースが流れている。

しかし国会で安倍首相は、あい変らずアベ
ノミクスの成功を自慢している。
アベノミクスの成果を、果実を地方に!

何をいっているのか(怒)
妄想もいいかげんにしてほしい。

釧路では、駅周辺の大型店「アベニュー・
クシロ」が8月に閉館すると報道された。
ますますさびれる駅周辺と北大通。

物が売れない!
消費税10%など、もってのほかだ。

結局のところ、アベノミクスとは、従来型
の「自民党型経済政策」を大きくしただけ
のこと。唯一の違いは、年金など巨額な公
的資金を株に投入し、株価を上げる官製相
場を演じただけ。それも終焉に近付きつつ
ある。
クルーグマン教授を招いてのパーフォーマ
ンスも失敗している。

「新自由主義」の経済政策が完全に行き詰
っている。

にもかかわらず、「規制緩和」だ。

このままでは「失われた30年」になってし
まう。

安倍政権の退場。

これしかない。