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書家「金澤翔子」 本の出版

2016-04-12 07:50:10 | 日記

書道展をみると読めないものが多く、私のよう
に芸術的センスがない者にはイマイチであった。
ところが金澤翔子さんは違った。

釧路市でも障がい者の絵画などの展示会があり、
金澤翔子さんの書を見ているだけで、不思議な
思いが浮かび上がってきた経験がある。

翔子さんのお母さんが文を書いた本がでた。

新日本出版社(1500円税別)

もちろん「書」も満載だ。
見ていて楽しくなる。
54ページから金澤泰子さんインタビューが掲載
されている。そのなかに、
「私は翔子と一緒に苦しんできたと思ってたけ
ど、実は違ってました。苦しかったのは世間体
だの、これからの心配にとらわれていた親の私
だけでした。翔子は自分がダウン症だというこ
とをまったく嘆いていなかった。
『一緒に苦しかったね」なんて思ってたけど、
翔子はずっと明るくて、いつも私を救ってくれ
ました。」

すごいと思った。

今年の2月にNHKで、ETV特集「書家・金澤
翔子30歳~娘と母 新たな旅立ち~」
が放映された。

見て元気になる本でもある。
ぜひ一読を!

以前、釧路の芸術館で放浪の画家「山下清」展が
開かれ、鑑賞した。札幌では、草間彌生さんの作
品展も開かれていた。

障がいがあっても、人間の可能性はほんとうにす
ばらしいと感じるひとときであった。