日本国内の人権はまだまだ立ち遅れている。
それに比べて国際社会は、国連のさまざまな決議や条約などが、世界の先進を走っているという状況にある。
戦争の問題もそうだ。
先の大戦の教訓から生まれた国連憲章。
当時の人たちの「二度とこのような世界大戦」は起こさない。その決意が「基本的人権」を守ることこそ重要だと、憲章の前文に結実した。
その後の「世界人権宣言」「人権規約、A、B、議定書など」、さらに多くの条例がつくられていった。
そのひとつに「ICC」(国際刑事裁判所)の大きな判決がある。
ロシアのプーチン大統領、イスラエルのネタニエフ、ハマスの指導者に、「逮捕状」を可決した。
歴史はここまできたのか、と感慨深く思った。
20日付しんぶん赤旗に「ICCの役割大きい」「ロシアの指名手配に赤根所長『屈しない』」という記事が掲載された。(時事)
赤根所長は、ロシアに指名手配されたことを念頭に「ICCの裁判官一同、これらに屈してはならないという気持ちで毎日の裁判業務に向かっている」と述べた。
すばらしい!
人権を踏みにじった者は大統領といえども許さない。
この姿勢こそ、人間の歴史を前に進めることになる。
「戦争」こそ基本的人権を奪うものはない。同時に基本的人権を奪うからこそ戦争ができるのだ。
今の時代こそ、国連憲章の精神、国際法の到達点にたって行動しなければならない。
人類絶滅の核兵器があらたに危険な水準になってきている。
軍事ブロックの対立もきわだってきている。
ウクライナ、カザでは、ドローン・AIなど、最先端の軍事技術が使われ、多くの人命が失われている。
これほど人間は愚かなのか。
いっけん、そう見えるがそれだけではない。
ただちに停戦を、
国連憲章を守れ、
核兵器禁止の国際条約に多くの国の参加を!
など、歴史を進める人たちが大きくひろがっている。
日本政府は?