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「生体情報」の漏洩が心配

2018-10-12 07:35:54 | 日記

昨日の道新夕刊の「今日の話題・知らない
うちに」の記事で、生体情報の保護につい
て書かれていた。

インターネット上の個人の識別はアカウン
トとパスワードで行っている。

しかし、ハッキングなどで個人情報が流出。
日本の年金機構やベネッセ、アメリカでは
JPモルガンやソニー、フェイスブックなど、
数百数千万単位で個人情報が流出した。

企業や団体内のネットシステムへのAPT攻
撃が激しくなっている。APTとは、高度で
執拗な攻撃の意味だが、あらゆる手法を使
い侵入しようとする。たった1台の端末に
標的メールなどで侵入に成功すれば、必ず
システム内のADサーバーが狙われる。

ここに全員のアカウントとパスワードが記
録されているからだ。

ここまで侵入されたら、システムが乗っ取
られたことになる。あとは自由自在にデー
ターを検索でき、持ち出せる。

昔のように、イタズラや愉快犯、能力の誇
示ではなく、実利をねらった攻撃で、侵入
させたマルウェアなどの痕跡も削除して逃
げてしまう。フォレンジックとして残って
いればよいが、それもあやしい。

こうなったらお手上げではないか。

アカウントとパスワードは、変更すること
によって対策がとれるが、「生体情報」が
流出した場合は、変更不可能ではないか。

顔や指紋、手の静脈、瞳の「生体情報」は
変更不可能だ。

安易な「生体情報による認識」に対しては、
その危険性を訴えるべきではないか。

IoT(モノのインターネット)であらゆる
ものがネットで結合していく。好むと好ま
ざるに関わらず。

技術は出来るからやるのではなく、その社
会的影響まで考えて進めていかないと。

ましてや資本の論理に任せていたら、とん
でもないことに。