釧路市議会の9月議会は決算の審査が入る
ため長い。昨日、各会計の審査が終わり、
1年間の予算執行の問題点や改善などを市
長に質問する「市長総括」の日であった。
しかし、何と、たった1人。共産党の村上
議員だけであった。
小中学校の教育用パソコンが、計画目標を
下回っていることについての質問であった。
議員は、市民の中にいてさまざまな要望や
問題を把握しているのではないか。
それを予算に反映させ、その執行結果であ
る決算について、市長への質問がないとい
うことは・・・
これは与党・野党とは少し違う問題ではな
いか。
市議会は言論の府であり、議論の場である。
決算委員会で、市の予算執行に多くの議員
から質問があるということこそ、健全な議
会ではないか。
釧路市議会は過去にも「広報不掲載」問題
が発生した。与党にとって、市長にとって
不都合なことは市民に知らせないという、
言論の府として恥ずかしい事態を引き起こ
した。結果は掲載することで解決したが、
こうした問題を抱えた市議会であることは
事実だ。 こちら ⇒
市の決算は「否決」されても、市政運営上
は問題は起こらない。
だからこそ、議会としてしっかりチェック
機能を働かせてほしい。
私自身も議員時代は、決算における質問が
ないということはなかった。